きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

史上三頭目の無敗牝馬二冠馬への挑戦

5月23日は、鹿戸雄一 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

日曜は、東京競馬場でオークスが行われます。3歳牝馬クラシック第二弾、2021年の牝馬頂点を決めるレースです。
オークスは、イギリスのオークスに範をとり1938年に「阪神優駿牝馬」として創設された競走で、創設当初は阪神競馬場・芝2700メートルで行われていました。その後、幾度かの距離変更後、1946年に舞台を東京競馬場に移設。「優駿牝馬」に改称され、1965年からオークスの副称が付くようになりました。

昨年はデアリングタクトが優勝しました。中団追走し、直線で前行くウインマリリン、ウインマイティーを一気に交わしての二冠達成でした。デアリングタクトは次走の秋華賞も優勝。無敗での牝馬三冠を達成しています。

過去10年の1着から3着までの枠別成績で傾向を探ると、
1枠 : 1・2・2
2枠 : 4・0・1
3枠 : 0・0・2
4枠 : 0・0・1
5枠 : 2・3・0
6枠 : 0・0・1
7枠 : 3・3・1
8枠 : 0・2・2
となっています。過去10年で、7、8枠で3着以内に入った馬は、2011年のピュアブリーゼ(8番人気・2着)、2015年のクルミナル(6番人気・3着)、昨年のウインマリリン(7番人気・2着)を除けば、いずれも5番人気以内の馬でした。ピュアブリーゼは逃げ粘って2着に残り、ウインマリリンは道中2番手につけてのレースでした。外枠で後方から進める馬にとっては不利で、逆に前にいける馬であれば展開がおちつけば逃げ残れるケースもあり抑えておいてもよさそうです。

土曜時点のオッズでは、ソダシが1.8倍、アカイトリノムスメが5.2倍、ユーバーレーベンが10.7倍、クールキャットが11.5倍、ファインルージュが11.9倍、ステラリアが13.8倍、ククナが26.7倍、スルーセブンシーズが33.2倍、タガノパッションが37.5倍、アールドヴィーヴルが38.5倍、ニーナドレスが49.0倍、パープルレディーが84.2倍、ウインアグライアが100.0倍、スライリーが106.9倍、エンスージアズムが125.9倍、ハギノピリナが142.7倍、ミヤビハイディが270.6倍、ストライプが285.2倍となっています。

無敗で白毛初のクラシック制覇したソダシが1番人気に支持されています。ソダシが勝てば、1957年のミスオンワード、昨年のデアリングタクトにつづく、史上3頭目の無敗の牝馬二冠馬となります。白い馬体が樫の舞台でも輝きを魅せるでしょうか。注目が集まります。

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