きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2021.4.11 クラシック開幕、史上初白毛馬初のクラシック制覇なるか

ようこそいらっしゃいませ。

日曜は阪神競馬場で桜花賞が行われます。今年の3歳クラシック開幕。まずは牝馬一冠目を競います。
近年、古馬戦線は牝馬が中心となって動いており、3歳牝馬クラシックにとどまらず、その先の行く末を含めて注目が集まるレースです。

昨年はデアリングタクトが優勝しました。当時は重賞初出走で人気ではレシステンシアに譲り2番人気でしたが、雨降る重馬場を豪快に駆け上がり、後方から直線突き抜けての勝利でした。

過去10年の1着から3着までの枠別成績で傾向を探ると、
1枠 : 0・1・1
2枠 : 0・0・2
3枠 : 1・1・0
4枠 : 3・1・0
5枠 : 3・0・4
6枠 : 0・2・1
7枠 : 2・2・1
8枠 : 1・3・1
となっています。

例年、桜花賞は例年スローになる傾向があり、内に包まれて外に持ち出すタイミングの差が枠順成績の差にも出ているようにも思います。
2019年2枠に入ったクロノジェネシスがその例でした。クイーンカップ優勝からの出走で当日3番人気でしたが、道中中団を馬群の中から追走し、直線包まれ外に持ち出すタイミングが遅れての3着でした。逆に2015年1枠1番に入ったコンテッサトゥーレは、前走チューリップ賞6着からの出走で8番人気でしたが、終始最内を走り直線でも前が空いた内側をそのまま突いての3着でした。もし穴馬としては、馬場内側をコースロス少なく突ける馬を探すとおもしろそうです。

前日オッズでは、ソダシが3.0倍、サトノレイナスが4.3倍、メイケイエールが6.3倍、アカイトリノムスメが10.0倍、エリザベスタワーが10.8倍、ソングラインが13.2倍、ファインルージュが15.0倍、アールドヴィーヴルが17.3倍、ククナが36.2倍、シゲルピンクルビーが43.9倍、ヨカヨカが54.9倍、ストライプが70.2倍、ホウオウイクセルが76.4倍、ジネストラが77.7倍、ストゥーティが80.9倍、エンスージアズムが121.6倍、ミニーアイルが147.6倍、ブルーバードが158.1倍となっています。2歳女王ソダシが、史上初白馬によるクラシック制覇なるかに注目が集まっています。

ソダシ、サトノレイナスと阪神ジュベナイルフィリーズ1、2着馬が、前哨戦をパスして桜花賞へ直行しました。過去10年では、2014年レッドリヴェールが阪神ジュベナイルフィリーズ優勝から直行で2着に入っています。昨年優勝したデアリングタクトは、エルフィンステークスからの優勝でした。もしソダシ、サトノレイナスが今年結果を残せば、桜花賞へのステップに新たな流れが生まれるかもしれません。その点からも注目したいと思います。

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