きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2021.4.3 春の中距離王は誰の手に！？３階級制覇か、三冠馬の意地か。

4月3日は、石橋脩騎手の誕生日です。誕生日おめでとうございます！
ようこそいらっしゃいませ。

ＧI馬３頭のゴール前の接戦に全競馬ファンの熱い視線が注がれた高松宮記念（ＧI）、あと一歩で多くの日本馬が涙をのんだドバイワールドカップデーから早くも１週が経ち、今週は春の中距離王決定戦・大阪杯（ＧI）が行われます。２０１７年にＧIに昇格してからは、天皇賞（春）、宝塚記念と３競走で構成する“春の古馬三冠” （いずれもＧI）の第一戦としても注目を集めるレースとなりました。

今年は、昨年の秋にスプリングステークス（ＧI）、マイルチャンピオンシップ（ＧI）とＧIを連勝し、スプリント王、マイル王の称号を手に入れたグランアレグリアが出走してきます。
１２００ｍや１６００ｍを戦ってきたグランアレグリアの２０００ｍ挑戦について、藤沢和雄調教師は「今回は２０００ｍ戦ですが、５ハロンからの追い切りだけで特別に調整を変えることはしていません。以前は、１頭でどんどん走ってしまうところがありましたが、今は（馬の）後ろにいても、追い越されても割と穏やかに走れるようになってきた」とコメントしています。
またオーナーの(有)サンデーレーシング様はグランアレグリア様子について「昨年のマイルチャンピオンシップ出走後、大阪杯を目標に調整してきました。初めての２０００ｍ戦ですが、距離延長に対応できるように準備をしており、ここでも期待します」と語っており、２０００ｍ挑戦に準備万端といった状況です。

ライバルとして目されるは、やはり昨年の三冠馬コントレイルでしょう。昨年のジャパンカップでアーモンドアイ、デアリングタクトとの死闘は記憶に新しいところです。
コントレイルの鞍上、福永祐一騎手はインタビューで、グランアレグリアについても触れつつ「これからずっとＧIを戦うので楽な相手というのはありません。特に今回、グランアレグリアと対戦するということで、この馬の力を出し切るということで専念して、それができればいい結果を出してくれると信じています」と話していました。

２０００ｍという距離は、スピードに秀でた馬とスタミナに秀でた馬の双方がぶつかり合う最も層の厚い距離とも言えます。その分、競馬ファンとしては、熱戦が期待でき、今から発走が待ちきれないところでしょう。さて、春の中距離王は誰の手に！？

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