きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2021.3.5

芝砂の同時世界王者へ

3月5日は、安田 隆行 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

先月サウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場で行われたサウジカップにおいて、世界最高の1着賞金1000万ドル≒10億5000万円を掴み取ったミシュリフの去就が、これも1着が約700万ドル≒7億3000万円と高額ぶりでは負けず劣らずの賞金がかかったドバイワールドカップに向かうのか?それとも秋に備えて休養に入るのか?と注目されていましたが、大方の予想を裏切るようにドバイは同じドバイでも、芝のシーマクラシックに向かうことになったようです。今年はコロナ禍の影響でワールドカップ以外のアンダーカードは賞金が軒並み減額され、それでもまぁ高額には違いないのですが、シーマクラシックの1着賞金は290万ドル≒3億円となっています。

ミシュリフは、父が日本にいるマクフィが送り出したメイクビリーヴでフランスダービーを父子制覇している馬ですが、イギリスのジョン・ゴスデン調教師の薫陶を受けて力をつけて来ました。エネイブルを輩出して世界に名を轟かせたゴスデン師は、イギリス生まれで名門ケンブリッジ大学に学んだインテリホースマンですが、そのトレーナー人生のスタートをアメリカ西海岸で開業している変わり種です。今にして思えばダート競馬への造詣が深く、ドバイやサウジへの情熱も人一倍の熱さを秘めていたのでしょう。順調ばかりではなかったエネイブルのローテーションに、AWのレースを挟み込むなどの工夫も思い出されます。

ミシュリフの最終目標は中距離頂上戦の英チャンピオンSだと言われていますが、その前の凱旋門賞、その後のBCターフでゴスデン師出発の聖地に錦を飾ることもスケジュール帳に書き込まれているのでしょうね。競馬史上最高の芝砂同時チャンピオンの誕生が楽しみでなりません。