きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2021.1.24

脇役から主役を目指して

ようこそいらっしゃいませ。

日曜は、中山競馬場でアメリカジョッキークラブカップ、中京競馬場で東海ステークスが予定されています。
アメリカジョッキークラブカップは、1回中山開催を締めくくる重賞レースです。1月のレースですから、春先のG1戦線を見据えてのレースになります。アメリカジョッキークラブカップは、以前は春開催の日経賞や阪神大賞典とともにG1馬が年開け初戦のレースとして選ばれていました。しかし、近年G1馬の多くはG1へ直行するケースが主流となっていますから、アメリカジョッキークラブカップは叩き良化型の馬や、前年脇役に甘んじていた馬が今年の飛躍を目指してエントリーすることが多くなっています。

昨年はブラストワンピースが人気に応えて優勝しました。道中4番手付近を追走し、直線では馬場内側をついての勝利でした。稍重で例年よりも時計のかかった馬場で、有馬記念優勝の実績のある中山で結果を出しました。

過去10年、1着から3着までの枠順別成績をみると、1枠 : 0・1・2、2枠 : 1・0・2、3枠 : 2・1・0、4枠 : 1・2・2、5枠 : 1・2・1、6枠 : 3・2・0、7枠 : 1・2・2、8枠 : 1・0・1 となっています。
出走数が多かった年の1着から3着までの成績をみると
・2017年 : 17頭出走 : 4枠・5枠・1枠
・2016年 : 16頭出走 : 2枠・6枠・4枠
・2015年 : 17頭出走 : 6枠・7枠・5枠
・2014年 : 16頭出走 : 5枠・1枠・1枠
です。レース展開の傾向としては、4コーナーで馬群が凝縮し直線での叩き合いで内側に位置取りした馬が前を駆け抜けることが目立っています。2015年に1番人気だったゴールドシップは、直線外から追い込むも届かず7着でした。頭数が増えれば、それだけ位置取りによってコースロスの差が出ますから、外枠で後ろからいく馬にとっては不利になります。

今年、人気上位はアリストテレス、サトノフラッグ、ヴェルトライゼンデといずれも4歳馬です。アリストテレスは前年菊花賞2着、サトノフラッグは菊花賞3着、ヴェルトライゼンデはダービー3着でした。アリストテレスは力のいる馬場に合いそうなエピファネイア産駒ですし、サトノフラッグは弥生賞ディープインパクト記念馬、セントライト記念2着、ヴェルトライゼンデは中山巧者のドリームジャーニー産駒でホープフルステークス2着、スプリングステークス2着の実績があります。ここで結果を出せば、アーモンドアイ以後の新しい時代を告げるとともに、4歳世代がコントレイル、デアリングタクトだけでないことをアピールできます。

東京では土曜夜から雪になっています。当日の馬場状態もレースに影響しそうです。レースの開催についてはJRAのホームページでご確認ください。