きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2021.1.14

歌人“京雅”さんからの和歌(沓冠) フェアリーステークス

先週は3歳クラシックを目指す馬たちが集まるシンザン記念(GIII)とフェアリーステークス(GIII)が行われました。覆面歌人の京雅さんからは、当協会の会員、六井元一様のご愛馬ファインルージュが優勝したフェアリーステークスの和歌が届きました。是非、隠れたメッセージを読み解いてください。(メッセージの答えは最後に)

フェアリーステークス 京雅

花の意地
強さ抜群
攻め牝馬
一気伸びると
ハナ快勝も

隠れたメッセージは「はつせいは じんばとも → 初制覇 人馬とも」です。
花()の意地(
強()さ抜群(
攻()め牝馬(
一()気伸びると(
ハ()ナ快勝も(


<京雅さんの和歌【沓冠】の解説>
今週の京雅さんの和歌、勝利したファインルージュの鞍上C.ルメール騎手の勝利騎手インタビューの内容を和歌に絶妙に表現しています。まずはルメール騎手のインタビュー内容をご覧ください。

「最後まで良い脚を使ってくれました。強かったです。スタートで少し出遅れて、後ろの位置になりましたが、少しずつポジションを上げて、直線も良い脚を使ってくれました。ポテンシャルの高い馬で、今日はライバルもいませんでした。」

花の意地・・・牝馬を花に例え、出遅れをカバーした牝馬ファインルージュの意地を表現。
強さ抜群・・・強さが抜け、ライバルはいなかった。
攻め牝馬・・・徐々にポジションを上げて進出するファインルージュ。
一気伸びると・・・直線で良い脚を使い一気に先頭へ。
ハナ快勝も・・・最後まで脚を使い、強い勝ち方、快勝。

ルメール騎手のコメント、そしてレースの展開を上手く表しているのがお分かりいただけたと思います。
最後に、まだ解説が済んでいないのが隠れたメッセージにある「人馬とも」。馬ファインルージュは戦績のとおり、これが初重賞挑戦で初制覇。人はオーナーの六井元一様。六井様はファインルージュでJRA初勝利を手にすると、その勢いのままファインルージュと共にフェアリーステークスで重賞初挑戦し、見事、重賞制覇の偉業を達成しました。六井元一様、そしてご関係者の皆様、誠におめでとうございます!

今週末は中山競馬場で京成杯(GIII)、中京競馬場で愛知杯(GIII)と日経新春杯(GII)が行われます。1都3県に加え、中京競馬場のある愛知県も緊急事態宣言の発出が検討されておりますが、馬たちの熱い戦いに期待しましょう!!


※ 【沓冠】の解説
和歌の折句の一種。意味のある10文字の語句を、各句の初め(冠)と終わり(沓)に1字ずつ詠み込んだもの。「沓」とは、体の一番下に着けるもので、「冠」とは、一番上に着けるものであることから、「沓冠」といわれる。 平安貴族の「言葉遊び」で、短歌の中に、本文とは違う言葉を忍び込ませて、和歌の表面とは違ったメッセージを密かに伝えているところが、面白いところ。

※歌人“京雅”さん
長く競馬サークルに住みついている覆面歌人。昨年から、当協会ホームページで連載開始。渾身の一首をお届けするので皆さんも、是非、謎解きに挑戦してください。