きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

今年最後の週末は豪華3つのGI競走!

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いよいよ本日と明日で今年の競馬がすべて終了します。今年は新型コロナウイルスの影響による無観客競馬や無敗の三冠馬が牡馬・牝馬で誕生、またアーモンドアイの芝のGI勝利記録更新など、競馬史に残る激動の一年だったと思います。その令和2年度の締めくくりは、中山競馬場で行われる3つのGI競走となります。
本日、12月26日(土)に行われるのは、障害の王者決定戦・中山大障害(J・GI)。オジュウチョウサンが出走を見送ったことで、混戦模様の一戦。新たな王者の誕生は見逃せません!
同じ日のメイン11レースでは、2歳の中距離王者決定戦・ホープフルステークス(GI)が行われます。先週の朝日杯フューチュリティステークス(GI)はスピードが集まりますが、ホープフルステークスはスタミナと持久力も要求され、来年のクラシックを見据えた馬たちが集まります。
注目は東京スポーツ杯2歳ステークス(GIII)を優勝したダノンザキッド。まだまだ前走までは幼さを見せる部分もありましたが、それでも勝ち切る強さを持っています。オーナーの(株)ダノックス様は「2連勝でGIに挑戦します。2歳馬で全馬、実力が拮抗していると思われます。何とか頑張って勝利し、来年への展望を開きたいと思います」と愛馬にエールを贈りました。

そして、JRAGI競走の大トリを飾るのは明日12月27日(日)の有馬記念です。8頭のGI馬が集結。春のグランプリ宝塚記念に続く春秋制覇がかかるクロノジェネシス、天皇賞(春)等を優勝しており、距離不安のないフィエールマンなどが人気の中心になりそうです。
そんな中、2頭の3歳馬バビットとオーソリティが果敢に古馬の壁に挑戦します。バビットは同じ中山のセントライト記念(GII)を制しており、中山で再びの激走も期待されます。オーナーの宮田直也様は「出られたことだけでも嬉しいです。逃げのこの馬には良い1枠1番。あとは運を天に任せたい、という心境です。」とコメントをくださり、愛馬を有馬記念に送り出しました。

泣いても笑っても今年最後の競馬。皆様、思う存分レースを堪能し、楽しみましょう!!

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