きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

アーモンドアイ引退式

12月20日は、村田 一誠 騎手、吉田 隼人 騎手、調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

土曜、中山競馬場では牝馬限定重賞・ターコイズステークスが行われました。ターコイズステークスは2015年に牝馬の出走機会を拡大する観点から新設された重賞レースで、今年で6回目となります。勝ったのは3歳牝馬スマイルカナでした。道中3番手追走から、直線早め抜け出しての勝利でした。

スマイルカナは父ディープインパクト、母父Distorted Humor、母エーシンクールディの血統です。春の桜花賞では9番人気で3着と好走。夏から古馬とのレースでも米子ステークス1着、京成杯オータムハンデ2着、富士ステークス10着、オーロカップ2着と成績を残し、今回の重賞制覇につなげました。母エーシンクールディの下には海外G1・2勝の半弟エイシンヒカリがいます。フランス・イスパーン賞で後続を10馬身ちぎり、強烈な印象を残した馬でした。他馬を後ろに、前に前にいく走りで、スマイルカナにもその一族の血が色濃く受け継いでいるようです。スマイルカナはフェアリーステークスにつづいて、中山での重賞2勝目。中山で4戦して3勝、2勝1回と中山と相性ぴったりです。

今日この日、同じく中山競馬場では全レース終了後のパドックで、アーモンドアイの引退式が行われました。歴代最多芝G1・9勝。ラストランのジャパンカップでは、無敗三冠馬コントレイル、無敗三冠牝馬デアリングタクトの三強対決を制するなど、ファンを魅了した馬でした。抽選に当たったファンがパドックでアーモンドアイを見守り、また動画サイトで引退式の様子が生配信されました。アーモンドアイは引退後、ノーザンファームで繁殖入り。その血をどう受け継いでいくか楽しみです。

日曜は阪神競馬場で、朝日杯フューチュリティステークスが行われます。前日オッズでは、レッドベルオーブが2.5倍、ステラヴェローチェが4.8倍、ドゥラモンドが7.5倍、ホウオウアマゾンが8.7倍、モントライゼが12.4倍、ショックアクションが16.0倍、グレナディアガーズが20.2倍、スーパーホープが32.0倍、バスラットレオンが35.9倍、ロードマックスが36.9倍、ジュンブルースカイが61.2倍、ブルースピリットが83.7倍、カイザーノヴァが95.3倍、アスコルターレが100.5倍、テーオーダヴィンチが103.7倍、ビゾンテノブファロが327.0倍となっています。

レベルの高いメンバーが揃いました。2020年2歳王者に名を刻むのはどの馬でしょうか。

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