きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

今年最後の海外馬券

12月11日は、富田 暁 騎手の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
今年最後の海外馬券

ようこそいらっしゃいませ。

今週は今年最後の海外馬券発売レース・香港国際競走が行われます。昨年は日の丸軍団の圧勝でした。香港ヴァーズ2400mはグローリーヴェイズ、ラッキーライラックのワントントゥーと幸先の良いスタートを切り、香港スプリントは地元勢のお家芸だけに出番がありませんでしたが、香港マイルはアドマイヤマーズが底力を発揮し、最高賞金の香港カップはシャティンの鬼ウインブライトがレコード勝ちと最高の結果を残してくれました。

今年はコロナ禍の影響もあり、持てる能力と香港適性の両面でベストメンバーを送り込めたと胸を張れる状況ではないのですが、連覇を狙うアドマイヤマーズを筆頭に実力馬が揃ったと言えそうです。しかし迎え撃つ香港勢も世代交代が進み、昨年には見られなかった新星がファンの人気を集めています。お家芸のスプリント陣には、オーストラリアから新たにワールドクラスの実績馬が移籍して来ました。クラシックレジェンドがその馬で、前走は芝の世界最高賞金を誇るジエレベストを完勝して乗り込んで来ました。日本勢のダノンスマッシュとタワーオブロンドンはスタートしてスピードが乗るところにコーナーが待ち受けるシャティンのコース設計では圧倒的に不利な外枠発走、正直厳しいでしょうね。

マイル路線にはゴールデンシックスティという傑物が現れています。香港三冠を含めて14戦13勝の快進撃を続けており、昨年の覇者アドマイヤマーズ、旧世代の王者ビューティージェネレーションを向こうに回して、さらなる高みへの通過点とすることができるでしょうか?当日の最高賞金が贈られる香港カップには、アイルランドから女傑マジカルが駆け付けます。ヨーロッパではエネイブルに並ぶ実力馬で、日本のダノンプレミアムやウインブライトは胸を借りる立場かもしれません。
今年最後の海外馬券、どうぞご幸運を。

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