きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ダート王者決定戦・チャンピオンズカップ

12月5日は、井上 敏樹 騎手、田中 博康 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

今週から舞台は中山・阪神・中京の3場開催に移り、いよいよ年の瀬の雰囲気が漂う開催となりました。今年はコロナの影響を受けた1年で、まさか冬の中山開催まで満員の観客が戻らず、有馬記念も制限付きの入場となるとは思ってもみませんでしたが、競馬自体が止まらずに開催し続けられたことは、馬主、騎手、調教師、一般ファン皆様のご協力があったからだと思います。来年こそは満員の競馬場に戻ることを心より祈りたいと思います。

今週の注目は、冬のダート王者決定戦・チャンピオンズカップ(GI)。中京競馬場のダート1800mで行われ、JRAに2つあるダートのGI競走のうちの一つです。
人気の中心となるのはクリソベリル。今年の2月にサウジアラビアで行われたサウジカップ以外はすべて1着という戦績。昨年のチャンピオンズカップでも、1番人気のゴールドドリームを3歳馬のクリソベリルがクビ差凌いで優勝しました。充実の4歳で迎える今年のチャンピオンズカップも好走必至、といったところでしょうか。
前走で悲願のJpnIタイトル・マイルチャンピオンシップ南部杯を獲得したのは山口功一郎様のアルクトス。「南部杯をレコードで勝つことができ、今回も絶好調で挑めそうです。課題はこれまで結果の出ていない1800mという距離ですが、今の勢いで壁を突破して欲しいな、と思います」と愛馬についてコメントいただきました。

土曜日の第5回中山開催では、長距離の名物競走・ステイヤーズステークス(GII)が行われます。このレースに出走予定のアルバート(9歳牡馬)は2015,2016,2017年にステイヤーズステークスを3連覇しており、思い出の競走で今年、ラストランを迎える予定です。オーナーの林正道様は「これまでよく頑張ってくれました。怪我無くゴールしてくれることを祈るばかりです。忘れられないレースになりますので、しっかりとその勇姿を目に焼き付けたいと思います」と最後のレース出走する愛馬の無事を願っておられました。

阪神競馬場では土曜日にチャレンジカップ(GⅢ)も行われ、豪華な週末となりそうです。気候は寒くなってきましたが、熱い馬たちの戦いを今週もお楽しみください。

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