きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2011.10.14

ようこそいらっしゃいませ。

長らく中山競馬のみならず日本競馬の発展に尽力された中山馬主協会の名誉顧問・和泉信一さんの愛馬であるナカヤマフェスタの引退が発表されました。残念ですが、やることはやり尽くしてくれた潔さが印象的です。

最初の馬主・和泉信子さんが不幸にも亡くなられたり、持ち前の気性難から順調なばかりではなかったのですが、二ノ宮敬于調教師はじめ“チームスミレの花”の皆さんの努力で立派な競走生活をやり遂げてくれました。

海外4戦も含めて15戦5勝の成績ですが、不思議なのは1番人気になったのは3歳時の京成杯の1度だけ。でも人気など関係なくいつも一生懸命な走りを見せてくれました。とくに凱旋門賞では生涯渾身の走りを披露してくれました。四角での大きな不利がなければ、勝ったワークフォースとの内外のコース差がなければ、いま思い出しても悔しいのですが、それも競馬なのでしょうか。レース後の蛯名正義騎手の飄々とした語り口にこのコンビやチームの潔さを感じて感動したものです。

いちばん心残りなのは中山競馬場を冠に戴きながら、文字通りナカヤマフェスタである中山最大のフェスティバル有馬記念に出走の機会がなかったことでしょうか。お疲れ様でした。ご苦労様でした。ぜひ良い仔を出して凱旋門賞はもちろん、有馬記念にも姿を見せてほしいものです。