きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

無敗の三冠馬に割って入る馬は現れるか?

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先週の日曜日は、東京競馬場で天皇賞(秋)が行われ、アーモンドアイが史上初となる芝のGI競走8勝を達成しました。これで、秋華賞で史上初の無敗の牝馬三冠を成し遂げたデアリングタクト、菊花賞で史上3頭目、ディープインパクトと史上初となる父子での無敗の三冠に輝いたコントレイル、そしてアーモンドアイと3週連続での偉業達成となり、競馬サークル、ファンは盛り上がりを見せています。また、テレビのスポーツコーナーでも大きくこの偉業の話題を取り上げており、コロナ禍で日本・世界中が暗くなりがちな中、明るい話題の中心に競馬があるように感じる今日この頃でもあります。

そんな中、無敗の牝馬三冠デアリングタクトがいち早く次走・ジャパンカップを表明。そして、今週木曜日には無敗の三冠馬コントレイルもジャパンカップ参戦を明言し、早くも同世代の無敗の三冠馬が雌雄を決する時が来ました。競馬ファン心理としては、この頂上対決、どちらかに黒星が付くことを残念に思う気持ちも少なからずあるでしょうが、夢の対決が実現することに胸を弾ませる気持ちの方が大きいことでしょう。

さて、今週は2頭が参戦を表明したジャパンカップの前哨戦・アルゼンチン共和国杯が行われます。過去の優勝馬ではスクリーンヒーローがこのレースをステップにジャパンカップに挑み、見事に優勝しております。
今年の注目馬は、3歳馬オーソリティと重賞実績のあるユーキャンスマイルでしょうか。
オーソリティは2歳時にホープフルステークスでコントレイルに敗れており、ジャパンカップでの雪辱に燃えているところでしょう。
ユーキャンスマイルは重賞3勝で、GIでの入着も何度も経験しており、ここでは実績が一枚上手と言えます。
中山馬主協会からはサトノルークス、タイセイトレイル、バレリオの3頭が出走予定。
タイセイトレイルのオーナー田中成奉様は「近走の重賞では成績が奮わないため強気とはいきませんが、昨年は2着した実績のあるレース。何とか上昇のきっかけを掴んでほしいです」と愛馬に対するコメントをくださいました。

本番となるジャパンカップで無敗の三冠馬に割って入るような存在となる馬は現れるのでしょうか?第58回アルゼンチン共和国杯、是非、ご注目ください!!

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