きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

秋の東京・京都の開幕告げる2つのGII競走

ようこそいらっしゃいませ。

先週で秋の中山・中京開催が終了しました。最終日には中山競馬場で、GIスプリンターズステークスが行われ、グランアレグリアが素晴らしい走りで優勝しました。
今週から舞台は、秋の東京・京都・新潟開催へと移り、東京と京都ではこの時期の名物GII、毎日王冠と京都新聞杯が日曜日行われます。

数々の名勝負が語られることでも知られる毎日王冠。オグリキャップがイナリワンを下した1989年。グラスワンダー、エルコンドルパサーを相手にサイレンススズカが優勝し、史上最高のGIIといも評される1998年。そして、2000年代ではダンスインザムードとの鍔迫り合いを制したダイワメジャーもまだまだ記憶に新しいところ・・・という具合に名勝負が浮かびます。今年は春の皐月賞、日本ダービーで、コントレイルの前に涙を呑んだサリオスが登場。クラシックではなく、中距離路線で古馬に挑みます。
そのサリオスと同世代で、こちらもクラシックではなく古馬との中距離戦を秋の初戦に選んだのがサトノインプレッサ。オーナーの(株)サトミホースカンパニー様は「天候が気になるところです。良くなったとしても重馬場だと思うので、そのことがどう転ぶか気になるところです。順調に成長してきていますし調教師から状態は良いと聞いておりますので、1番人気のサリオスに喰らいついて、結果を残してもらいたいです」とお話しいただきました。

京都競馬場で行われる京都大賞典も毎日王冠に負けず劣らずのGII競走。テンポイント、スーパークリーク、メジロマックイーン、ヒシアマゾン、テイエムオペラオー、タップダンスシチー、キタサンブラック、サトノダイヤモンドと歴代の優勝馬を挙げただけでも格の高さを感じる重賞です。今年の出走馬では香港ヴァーズ(GI)での優勝があるグローリーヴェイズが本命でしょうか。前走の大敗はぬかるんだ馬場とゲートが原因のようですが、週末は台風も接近しており、再びの馬場適応能力が求められそうです。

土曜日には、東京競馬場でサウジアラビアロイヤルカップ(GⅢ)も行われます。こちらは年末の2歳GI阪神ジュベナイルフィリーズや朝日杯フューチュリティステークスに繋がる一戦。こちらも是非、ご注目ください!

×