きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

夏の終わりに新潟記念、小倉2歳ステークス

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日曜は、新潟競馬場で新潟記念、小倉競馬場で小倉2歳ステークスが行われます。早いもので夏競馬も今週で終了。2つの重賞レースがオーラスを飾ります。

新潟記念には18頭フルゲートが揃いました。前日オッズではワーケア、ブラヴァス、ジナンボー、カデナ、ピースワンパラディが上位人気となっています。ワーケアはダービー8着からの参戦で、2歳時にはホープフルステークスで春2冠馬コントレイルの3着、実績から弥生賞ディープインパクト記念では1番人気に支持されています。春のクラシック戦線でこそ結果を出せなかったものの、ひと夏を越しての成長に期待を集めています。
3歳馬の新潟記念出走といえば、2018年に日本ダービー5着のブラストワンピースが新潟記念から菊花賞出走のローテーションで注目されました。異例のローテーションで多くの疑念も生まれましたが、結果菊花賞を制したのはブラストワンピースよりもさらに間隔が開いた7月の福島・ラジオNIKKEI賞からぶっつけで挑んだフィエールマンでしたから、競馬というのは想像を超えたストーリーで展開し本当に面白いと感じさせます。菊花賞でこそ4着だったブラストワンピースも、その年の有馬記念を優勝。実力を開花させました。
さて今年人気を集めている3歳馬ワーケアですが、ブラストワンピースにつづき秋競馬につながる道を切り開けるでしょうか。

また新潟記念はサマー2000シリーズの最終戦でもあります。現在札幌記念を制覇したノームコアが12ポイントで1位になっています。サトノガーネット、アールスター、ブラヴァスと逆転優勝がかかります。こちらの結果にも注目です。

小倉2歳ステークスには10頭の2歳馬がエントリーとなりました。モントライゼ、メイケイエール、フリード、セレッソフレイム、アールラプチャーが上位人気となっています。短距離戦線の素質馬が集う小倉2歳王者決定戦。夏の小倉フィナーレはどの馬が飾るでしょうか。

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