きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

2歳馬戦ピックアップ2020 vol.13

ようこそいらっしゃいませ。

ついに、今週で夏競馬も終了いたします。この夏の間に多くの馬がデビューし、激しく熱い戦いを繰り広げて見るものを感動させてくれました。
夏競馬、最終週となる土曜、日曜では札幌2歳ステークス(GIII)、小倉2歳ステークス(GIII)が施行されます。夏の2歳馬たちの集大成、そして秋へ飛躍をするための一戦を、是非、ご覧ください。

まずは先週に行われた新潟2歳ステークス(GIII)を振り返ります。
優勝したのは同じ勝負服同士の戦いを制して駆け抜けたショックアクション。外国産馬で、父グレンイーグルスは、英2000ギニー、アイリッシュ2000ギニー、セントジェームズパレスステークスなどマイルのGIを複数制しており、ショックアクション自身の今後のレース選択にも注目です。

続いて今週のレースにフォーカスします。
土曜日は札幌2歳ステークスが行われます。過去の優勝馬の中には、ジャングルポケットやロジユニヴァースといったダービー馬もおり、“ここを制してダービーへ!”という機運が高まります。全出走馬が1勝という状況で、待望の2勝目はどの馬が手にするのかが見どころです。当協会所属、杉山忠国様からはご愛馬ジオルティについて、「メンバーも強くなるのでどこまでやれるのか試金石の一戦ですが、ここを勝てば楽しみも広がるので頑張って欲しいです」とコメントをいただきました。
日曜日に施行されるのは1200mのスプリント戦・小倉2歳ステークス。前走、阪神の未勝利戦で、後続に1.7秒の大差をつけて勝ち上がったモントライゼが人気の中心とりそうです。

新馬戦では日曜日の新潟5レースでダノンヴェロシティがデビュー。兄は重賞3勝、日本ダービー2着のダノンキングリーです。オーナーの(株)ダノックス様からは「兄のダノンキングリーと比べると少し小柄な面もあるためか、調教師の先生は慎重な様子でしたが、戸崎騎手の手腕に期待して新馬勝ちを収めてくれることを願っています」と兄の背中も良く知る戸崎騎手に委ねていらっしゃいました。
新潟では夏の締めくくり新潟記念(GIII)も行われます。夏競馬の最終週、思い残すことないよう競馬を楽しみましょう!

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