きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

2歳馬戦ピックアップ2020 vol.11

ようこそいらっしゃいませ。

夏競馬中にお届けしている。この“2歳馬戦ピックアップ”のコーナーも11回目を迎え、今年は今回を入れてあと3回の予定となりました。先週までで、2歳馬戦は126レース行われ、新馬・未勝利に限ると122レースということで、2か月半ほどの期間で、すでに100頭以上が勝ち上がりを決めております。今週も2歳馬戦は新潟・小倉・札幌の3場で18レース組まれており、ますます盛り上がりが期待できます。

まずは先週の2歳馬戦を振り返ります。
8月15日(土)には、ヨカヨカが見事、1番人気に応えて優勝。九州産馬ながら阪神競馬場で勝ち上がったことで注目を集めておりましたが、この快進撃がどこまで続くのかにも注目が集まります。
同じ日の札幌ではコスモス賞が行われました。JRA馬4頭VS道営馬4頭という構図でしたが、結果はJRA馬が上位を独占。優勝はマツリダゴッホ産駒のウインアグライア。マツリダゴッホ産駒は、リンゴアメも2歳重賞、函館2歳ステークス(GIII)を優勝しており、2頭の今後が楽しみです。

さて、今週の2歳馬戦は8月23日(日)に札幌で行われるクローバー賞に着目します。
クローバー賞は1980年に開設され、当初は函館競馬場の1200mで施行されておりました。現在と同様の札幌1500mでの戦いは1997年からとなっております。
過去の優勝馬には朝日杯3歳ステークス(現:朝日杯フューチュリティステークス)を制したリンドシェーバー、ドバイデューティーフリー(現:ドバイターフ)を優勝したアドマイヤムーンなどのGI馬も輩出しております。また地方馬も頻繁に馬券に絡んでおり、馬券の観点からは地方馬の取捨選択も鍵となりそうです。

重賞では札幌記念(GII)と北九州記念(GIII)が行われます。
札幌記念には、3頭のGI馬が出走し、いずれも当協会所属会員のご愛馬です。
前走、宝塚記念からここに挑むのは(有)サンデーレーシング様のラッキーライラック。「宝塚記念の後、放牧を挟み、フレッシュな状態で帰厩しています。札幌競馬場は初めての出走となりますが、最終追い切りでは札幌競馬場の芝コースで抜群の時計をマークしており不安はありません。良い結果を楽しみにしています」と万全の状態で出走できることが伺えるコメントをいただきました。

昼夜を通して暑い日が続いております。健康に気を付けて、楽しい競馬ライフを過ごしましょう!!

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