きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

凱旋門賞の難易度

8月21日は、浜田多実雄 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

猛暑が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。レーシングカレンダーの上では、凱旋門賞の重要トライアルシリーズもG1インターナショナルS、同ヨークシャーオークスが閉幕し、前者は本格化成ってすっかり安定味を増した3連勝中のガイヤースが、この日も強敵を寄せ付けず3馬身差で逃げ切って見せました。後者で1番人気に推されたラヴは、英オークスのラスト1ハロンで9馬身突き放す驚異的な瞬発力を爆発させました。ヨークシャーオークスの舞台でも楽々と5馬身抜け出す圧勝!エネイブルを差し置いて凱旋門賞のブックメーカーオッズ1番人気に支持されました。

今後はローテーションを重視した女王エネイブルがオールウェザー馬場と異色の条件で軽く試走する9月上旬G3セプテンバーS、中旬にはハイレベル前哨戦として知られるG1愛チャンピオンS、本番と同コース同距離で行われる古馬のG2フォア賞、3歳のG1パリ大賞、牝馬のG1ヴェルメイユ賞とカウントダウンが重ねられて行きます。

今年の凱旋門賞が難しくなっているのは、前出エネイブルのようにローテーションに工夫を加える陣営など、コロナ禍の影響がさまざまな形で出てきていることでしょうか?そのもっとも大きな難問は変則スケジュールが古馬と3歳馬の対決が遅らせており、とくに中長距離のカテゴリーで著しいことです。昨日行われたヨークシャーオークスは古馬混合戦でしたが出走6頭中5頭が3歳で、本命馬ラヴが5馬身ちぎって楽勝したように実力が飛び抜けていて、世代比較には余り参考になりませんでした。そういう意味では、愛チャンピオンS、ヴェルメイユ賞などが注目度と重要度を増して来そうです。慎重にウォッチングを深めて行きたいと考えています。

×