きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

世代交代の予感?

7月17日は、伊藤伸一 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

エクリプスステークスで2着に敗れたエネイブル(牝6)の次のステップは、今月25日アスコット競馬場で行われるキングジョージ6世&クイーンエリザベスSとなっています。昨年も同じくエクリプスステークスからアスコットへと向かい、クリスタルオーシャンをクビ差振り切り優勝。ヨークシャーオークスから凱旋門賞が、2019年に最強女王が辿った道でした。今年初戦のエクリプスステークスではガイヤースの逃亡を捉えきれなかったものの、9ヶ月ぶりの実践でしたから、次こそ本領発揮。最強女王の豪脚を魅せ、前人未到・凱旋門賞3度目の制覇へと話題を振りまいてくれることでしょう。

そのエネイブルの主役を奪うがごとく、英オークスを9馬身差で圧勝したA.オブライエン厩舎の3歳牝馬ラヴが8月20日のヨークシャーオークスから凱旋門賞へと向かうことが先日英競馬メディアで報じられました。オークスでは先行馬から20馬身ほど離れた中団で位置取り、直線半ばで一気に追い出されて後続をぶっちぎってのレコード勝ちでした。従来のレコードホルダーは2017年エネイブルの2分34秒13で、ラヴはそのレコードを0.7秒上回り2分34秒06で勝ち上がりました。エネイブルがエクリプスステークスを落としたこともあり、欧州ブックメーカーが新たな女王登場に序列を見直し始めています。

エネイブルが昨年と同じローテーションであれば、ヨークシャーオークスで両馬の激突が実現するわけですが、いずれにしても最強女王馬同士の世代交代をテーマにした激突が競馬を盛り上げていきそうです。

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