きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

アーモンドアイの存在感

7月10日は、奥村 武 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

今年初となるロンジン社のスポンサードによる「ワールド・ベスト・レースホース・ランキング」が発表されました。コロナ禍で競馬自体が開催中止になったりで、ここまでズレ込んだものですが、今回は年初から先週までの世界の競走馬をレーティングしたもので、戦いの跡を印したランキングを眺めていると、競馬気分もグーンと高まってきます。

1位は先週のG1エクリプスSで絶対女王エネイブルを手玉に取ったガイヤースが127ポンドで世界No. 1ホースに選ばれました。強さと脆さがコインの裏表のように同居する馬だったのですが、今季は折り合いもつくようになり、レースぶりもすっかり安定して、王者の風格を身に付けて来たようです。2位は125ポンドでストラディヴァリウスが続きました。ロイヤルアスコットのG1ゴールドCを10馬身のぶっちぎりで3連覇を達成したのが評価されたのでしょう。これで超長距離G1は6連勝、この3年間は負け知らずで不動の盟主です。

124ポンドの3位タイには、日本馬アーモンドアイが叙せられました。牝馬限定G1とは言え、馬なりで圧勝した内容が認められたのでしょう。知名度の高さは無論、圧倒的な存在感は「日本の顔」として欠かせないようです。他ではディープインパクト初の二冠馬コントレイル、宝塚記念で驚異の末脚を爆発させたクロノジェネシス、熱心なファンの多いサートゥルナーリアなどがランクインしています。この勢力図が秋に向けて、どう変わって行くのか?いよいよ競馬シーズンが白熱の渦中に突入します。

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