きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

2歳女王vs強豪牡馬

ようこそいらっしゃいませ。

5月4日に新型コロナウイルス感染症に関する安倍総理の記者会見が行われ、新型コロナウイルス感染症に関する緊急事態宣言を5月末まで延長することが発表されました。一方で新規感染者数もピーク時から減少。地域によって取り組み状況を変えていく考えも、合わせて明確化されました。経済活動再開まであと少し。競馬の直線ではないのですが、ぐっと堪えてもう一踏ん張りがんばっていきたいと思います。

日曜は東京競馬場で3歳マイル王決定戦・NHKマイルカップ、新潟競馬場では中距離重賞の新潟大賞典が行われます。
今年のNHKマイルカップには、18頭が出走。前日オッズでは、レシステンシア 3.7倍、サトノインプレッサ 4.1倍、タイセイビジョン 4.9倍、ルフトシュトローム 5.7倍、サクセッション 13.8倍、シャインガーネット 18.2倍、ウイングレイテスト 20.8倍、ギルデッドミラー 21.7倍、プリンスリターン 32.9倍、ラインベック 37.3倍、ラウダシオン 41.1倍、ボンオムトゥック 51.9倍、ストーンリッジ 70.9倍、ハーモニーマゼラン 140.0倍、シャチ 172.6倍、メイショウチタン 197.0倍、ソウルトレイン 208.8倍、ニシノストーム 218.0倍となっています。2歳女王で桜花賞2着のレシステンシアが、得意の距離で強豪牡馬を蹴散らせるかがレースポイントの中心となっています。

NHKマイルカップで牝馬というと、2005年のラインクラフトを思い出します。桜花賞でシーザリオを破り、女王が選んだ次の選択肢はオークスではなくNHKマイルカップでした。距離を考慮しての選択でしたが、牝馬クラシックロードから女王が逸脱するのは当時としては異例に映ったローテーションでした。それもあってか皐月賞6着から参戦のペールギュントに人気は譲り、2番人気でのレースとなりました。結果は歴史にその名が刻まれるとおりとなり、2着に同じく桜花賞から参戦のデアリングハートが入り牝馬のワン・ツー。これまでの常識が強烈に塗り替えられました。
以降、桜花賞組の優勝馬はピンクカメオ、メジャーエンブレム、アエロリットとつづいています。

無敗でNHKマイルカップに駒を進めたルフトシュトローム、サトノインプレッサ、朝日杯フューチュリティステークス2着のタイセイビジョンと2歳女王の激突。激しいレースとなりそうです。

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