きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

サバイバル・クラシック

5月29日は、平田修 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

ようやくヨーロッパでも無観客ながら競馬開催が再開され、月が替わる来週からクラシックシーズンに突入します。しかしどの国もギュッと凝縮した日程の中でスケジュールが組まれ、第1弾の1000ギニー、2000ギニーなどは第1週のフランスに始まって、アイルランド、イギリスと毎週のようにレースが続き、さらに1週後の6月20日にはそれらの最強馬決定戦である伝統のロイヤルアスコット・セントジェームズパレスS、コロネーションSと大忙しの連続です。

7月に移された各国ダービーデーも過密スケジュールで実施されます。これらクラシックの合間には古馬のG1戦も織り込まれていきますから、ファンは毎週が大満足。早回しでビッグレースの数々を味わうような感覚でしょうか。しかし反面、どこを使って・どこへ向かうか?と戦略を練る馬主サイドの大変さは想像に余りますし、戦略に従って馬を仕上げる調教師や厩舎スタッフはもっと大変でしょうね。

誰も経験したことがない非常事態の中で迎えるクラシックですが、やはり様々な修羅場をくぐって来たベテラン調教師の豊富な抽斗の中に答えが潜んでいるのか?それとも自由闊達な想像力を羽ばたかせる新進気鋭の若手が台頭するのか?馬もそうですが、馬主、ジョッキーを含めて人の戦いぶりも興味深い今年のクラシックが幕を開けます。

×