きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2011.10.25

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秋の天皇賞はここからジャパンC、有馬記念へと続く、3幕連続のドラマの序章にあたります。この3戦をすべて勝ち抜くと2億円のボーナスが用意されています。

この制度は2000年(当時は1億円)から始められているのですが、さっそくテイエムオペラオーがボーナスをゲットしました。4歳だったこの頃のテイエムオペラオーは無敵といって良い強さで、年明けの京都記念、阪神大賞典を連勝すると、勢いにまかせて天皇賞・春、宝塚記念とG1を連覇して見せます。

日本には不向きと定評のサドラーズウェルズ系オペラハウス産駒で、極東の風土に初めて開花した成功例となりました。オペラハウスは後にメイショウサムソンが二冠を制して両馬合わせて11ものG1レースをもぎ取っています。

さて、秋のテイエムオペラオーは京都大賞典からスタート、菊花賞で2着に敗れた宿敵ナリタトップロードを退け、世紀のドラマがここから幕を開けることになります。ダービーで苦杯を舐めさせられたアドマイヤベガは既に引退、ナリタとの勝負付けも済んだはずのオペラオーに意外な強敵が出現します。メイショウドトウでした。

仕上がりが遅れ3歳1月にデビューしたメイショウドトウは、使えるレースが限定される外国産馬だったこともあり、条件戦を叩かれながらゆっくりと力をつけて、明け4歳で重賞初挑戦の日経新春杯で2着と本格化を迎えます。その後も中京記念、金鯱賞と勝ち星を重ね、宝塚記念ではオペラオーの2着に食い込む充実を見せます。しかしこの両馬が生涯のライバル同士になるとは、この時点では誰も思ってもみなかったことでした。