きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ゴドルフィン襲来?

4月3日は、石橋脩 騎手の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

新型コロナウイルスが世界を覆い尽くす勢いで拡大し、どの国でもすべての人々が、目には見えない脅威と戦っています。競馬開催で言えば、ヨーロッパはほぼ全滅、アメリカもケンタッキーダービーなど三冠レースの延期され、主要競馬場で開催が中止されています。極端に言えば、競馬先進国で無観客でも辛うじて日程通りに開催されているのは日本と香港くらいですね。

だからというワケじゃありませんが、ご承知のようにゴドルフィン専属のチャーリー・アップルビー調教師が、5月の東京開催を中心に大挙7頭を登録して来ました。どの国の調教師もそうですが、まず選択肢を残す意味でレース登録を行い、そこから馬主さんと相談しながら選択肢を絞り込み、目標レースに向けて馬を仕上げるのが最重要の仕事になっています。登録しなければ何も始まらないからです。

G1NHKマイルCに登録のウィズオブウィズダムは、G3カブール賞で同じゴドルフィン所属でデビューから5戦5勝のアースライトの2着に食い下がった馬。ゴドルフィンの現3歳世代は、6戦6勝で怪物フランケルを超えるレイティング評価を受けた6戦6勝のピナトゥボを筆頭に、前出アースライトなどトンデモナク層が厚く、3番手グループとは言え侮れない地力を秘めているはずです。G1ヴィクトリアマイルにはマジックリリーが登録を済ませています。母ダンシングレインはイギリスとドイツの両オークスを勝った名牝で、素質を嘱望されながら2年間の長期休養を経て昨年末にカムバックした良血馬です。今季はドバイでG2を2連勝し、G1ジェベルハッタで2着に食い込んでいます。2着とは言え勝ったバーニーロイは怪物級の潜在能力を秘め、牝馬同士なら遜色はないでしょう。注目はG3新潟大賞典に登録のスポティファイ。ジェベルハッタで粘り強い先行力を発揮して、バーニーロイ、マジックリリーの3着に続きました。新潟の長い直線でも存分に踏ん張りそうです。来日が実現するかどうか不透明ですが、実現したら嬉しいですね。

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