きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ジャパンが日本人オーナーの手に

2月7日は、小坂 忠士 騎手、高橋 義博 調教師、西浦 勝一 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

報道などでご承知でしょうが、昨年G1パリ大賞と同インターナショナルSを勝ち、英ダービー3着、凱旋門賞4着とヨーロッパ屈指の実力を誇るジャパンが、キーファーズの松島正昭オーナーに購買され、クールモアとの共同所有で「武豊騎手で凱旋門賞を勝つ」という松島オーナーの夢の実現を目指します。ジャパンは、フランケルなどと同じ大種牡馬ガリレオと母父デインヒルの配合から生まれた4歳馬で、巨匠エイダン・オブライエン調教師が手塩にかけ今やクールモア軍団のエースと言っていい存在です。

松島オーナーは昨年も「夢の実現」のために、ダービーで3着のジャパンとは短頭差の4着だったブルームをクールモアと共同所有しています。ガリレオ系オーストラリアの産駒で、距離を延ばすに連れて才能に磨きをかけて来た馬です。怪我で凱旋門賞は出走できませんでしたが、今年も現役を続行しますから、戦列復帰すれば武豊騎手がどちらに乗るか?頭を悩ますことになるかもしれません。

大手ブックメーカー・ウィリアムヒルの凱旋門賞前売りでは、前例のない3回制覇を目指すエネイブルが6倍の1番人気に推され、5戦5勝と無傷のまま英セントレジャーを制したロジシャンが15倍続き、ソットサスとジャパンが17倍の3番人気に並んでいます。日本勢はコントレイルがジャパンの全弟モーグルと34倍で並走し、ディアドラとブラストワンピースが51倍、キーファーズ所有のクラシック候補マイラプソディが67倍にオッズされています。まだ9ヶ月も先の話ですから、オッズの数字も高めに設定され、順位もこれから入れ替わってくるのでしょうが、現時点でプロフェッショナルたちのジャパンへの評価は「凱旋門賞を目指す」のに不足はありません。今年は一味違った凱旋門賞が楽しめそうです。

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