きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2019.12.28

今年最後の決戦!ホープフルステークス

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先週の有馬記念は、単勝1.5倍の断然人気アーモンドアイが9着に敗れる衝撃の結果でした。しかし、優勝したリスグラシューも昨年のエリザベス女王杯、今年の宝塚記念、コックスプレート(オーストラリアGI)を制している名牝。有馬記念を制したことで、春秋グランプリ制覇を成し遂げました。同一年での春秋グランプリ制覇は2009年のドリームジャーニーまで遡り、10年ぶりの偉業達成となりました。

さて、中央競馬は本日12月28日(土)が今年最後の開催日。「有馬記念で馬券を当てた勢いで!」もしくは「有馬記念の雪辱を!」といった意気込みで、今年最後のGIホープフルステークスに臨みたいですね。
ホープフルステークスは、1984年に創設された「ラジオ短波杯3歳牝馬ステークス」を前身とし、阪神競馬場1600mで施行されてきました。1991年には、「ラジオたんぱ杯3歳ステークス」となり、当時、中山競馬場で施行されていた朝日杯3歳ステークスと距離の差別化を図り、中距離戦線の充実化の意味合いから距離も2000mに延長されました。さらに2006年には「ラジオNIKKEI杯2歳ステークス」に改称され、その後の2014年には、3歳クラシック路線である弥生賞、皐月賞、日本ダービーに繋がる重要な2歳中距離戦として中山競馬場2000mで施行されることとなり、同時に「ホープフルステークス(GⅡ)」の名に改称しました。年々、出走馬のレベルが上がり、2017年にグレード競走の昇格等を決定するアジアパターン委員会の承認により、GI昇格が決定し、現在に至ります。レイデオロやサートゥルナーリアなど、ホープフルステークスの優勝馬は、後に、日本ダービーや皐月賞馬となっており、クラシックに直結するレースとして注目されています。

本年の人気の中心は、コントレイルでしょう。前走、東京スポーツ杯2歳ステークスでは、後続に0.8秒、5馬身差をつける圧勝。ポテンシャルの高さは折り紙付き。コーナー4つで、器用さが求められる中山2000mを克服できるかが鍵となりそうです。
また、夏の札幌2歳ステークスを制して以来となるブラックホール。オーナーの芹澤精一様は「強い馬もいるし、出走するだけだから・・・」と謙虚なコメントでしたが、重賞馬として力を存分に発揮してくれることを願っておられるでしょう。
無敗で挑むヴェルトライゼンデは今年の菊花賞を制し、有馬記念でも3着に好走したワールドプレミアの弟。オーナーの(有)サンデーレーシング様は「1ハロン延長となりますが、前走はスローの流れでも折り合いがついており、距離は問題ないとみています。ハイレベルなメンバーが揃いましたが、G1初制覇を期待します」と愛馬にエールを贈りました。

今年最後の中央競馬。良い思い出と共に、年が越せると最高ですね。G1ホープフルステークス、是非、ご注目ください!