きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

一年の計は金杯にあり

1月4日は、本田 優 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ

いよいよ明日1月5日から令和2年の中央競馬が開幕します。今年も開幕戦は東西の金杯からスタートします。

<中山金杯>
1952年に「金杯」の名称で創設。1996年からは京都競馬場で行われる金杯と区別するために「中山金杯」という名に変更されました。現在は芝2000mの印象が強いため、あまり想像ができませんが、創設当初は2600mで施行されていました。
毎年、中距離重賞常連馬や初の重賞制覇を縁起の良い金杯でかかげようとメンバーが集結します。
昨年は重賞常連馬のウインブライトが優勝し、この勝利を弾みに香港・クイーンエリザベス2世杯、香港カップと春秋香港GⅠを制しました。2015年にはラブリーデイが優勝し、その年の宝塚記念、天皇賞(秋)を制するなど活躍しました。
今年は有馬記念にも登録があったクレッシェンドラヴや、GⅠでも連帯経験のあるギベオンが出走を予定しております。

<京都金杯>
中山金杯から遅れること約10年。1963年に創設された重賞「迎春賞」が前身となっているのが京都金杯。中山金杯と同様に1996年に現在の「京都金杯」の名称に変更されました。
創設当初は2000mで施行されていましたが、2000年より現在の1600mに短縮され、東の中山金杯と比べるとマイルを得意とする快速馬たちが集います。
過去の優勝馬を振り返ると、オールドファンに懐かしいキョウエイマーチ・ダイタクリーヴァ、2000年以降にはGⅠ馬ハットトリック、大逃げでファンも多いシルポートなど個性あふれる面々が名を連ねます。
今年は、鳴尾記念で重賞勝ちのあるストロングタイタン、スワンステークスを制し、昨秋のGⅠマイルチャンピオンシップにも挑戦したダイアトニックが参戦します。

人間で、年初めの福といえば、商売繁盛の西宮神社の福男選びが毎年、ニュースになり有名ですが、競馬の世界の福選びと言えば、やはり、金杯。一年の計は金杯にあり!馬主、競走馬、騎手、調教師、厩務員などすべての関係者と競馬を愛する一般ファンの今年一年の福を求めて、明日、出走します!

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