きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

良いお年を

12月31日は、藤井 勘一郎 騎手、武 英智 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

2019年、令和元年も大晦日を迎えました。毎年のことながら、月日が過ぎるのは早いもので日が開ければ2020年を迎えます。

今年の競馬を振り返ると、2019年競馬の主役はアーモンドアイでした。春に初の海外遠征。世界が注目する中でドバイターフを圧勝し、秋は凱旋門賞への期待が高まりました。凱旋門賞こそ出走が見送られるも、安田記念では、復帰から金鯱賞、マイラーズカップと連勝で乗り込んできたダノンプレミアムとの激突に話題を集め結果3着も、秋初戦の天皇賞(秋)では3歳勢も含めGI馬10頭が集結した頂上決戦を2着ダノンプレミアムに3馬身差をつけ圧勝。GI6勝目を手にし、香港への遠征へと向かう予定でした。その香港遠征は微熱により回避、その後有馬記念への出走決断。今年の有馬記念の盛り上がりは、ファン投票1位のアーモンドアイの出走が大きかったことは言うまでもありません。
空前のメンバーが揃った有馬記念を勝ったのはリスグラシューでした。リスグラシューは昨年エリザベス女王杯こそ制覇しているものの、それまで大舞台での2着が多くシルバーコレクターの印象が強かった馬でした。それがクイーンエリザベス2世カップ3着から帰国後、宝塚記念で圧勝。次走のコックスプレートは横綱相撲で海外GI初制覇、ラストランの有馬記念では5馬身ちぎっての完勝ですから引退が惜しまれる才能の開花でした。
海外遠征といえば、クイーンエリザベス2世カップでウインブライトが優勝。暮れの香港カップでも人気に応えて海外GI2勝目をあげました。暮れの香港では他にもアドマイヤマーズが香港マイル、グローリーヴェイズが香港ヴァーズと日本馬が3勝をあげる好成績でした。

古馬マイル路線ではインディチャンプが春秋マイルを連覇。早くから期待されていたダノンプレミアムが復活を果たし、来年のマイル戦線も非常に楽しみが広がりました。スプリント路線は春がミスターメロディ、秋はタワーオブロンドンが制覇。ほか古馬戦線ではジャパンカップではスワーヴリチャードが2018年大阪杯以来となる勝利で復活を果たしました。古馬牝馬路線では、ヴィクトリアマイルはノームコア、エリザベス女王杯はラッキーライラックが勝ち名乗りをあげました。

3歳クラシック路線は牡馬戦線はホープフルステークス馬のサートゥルナーリアが主役となって春は展開していきました。順調に皐月賞を勝ったもののダービーでまさかの4着となり、秋は古馬戦線へ。ダービー馬となったロジャーバローズが早々と引退となり、菊花賞は春のクラシック未出走だったワールドプレミアが最後の一冠を手にしました。
牝馬路線は2歳時に牡馬戦線に出走したグランアレグリアと2歳女王のダノンファンタジーの激突が話題となりました。桜花賞を制したグランアレグリアはマイル路線へと向かい、オークスはラヴズオンリーユーが無敗で制覇、秋華賞を勝ったのは春クラシックいずれも3着だったクロノジェネシスでした。

ダート路線ではインティが7連勝でGIを制覇。秋のチャンピオンズカップではインティやゴールドドリームを退け、ダート界の主役に立ったのは無敗の3歳馬クリソベリルでした。JRA所属の女性騎手として初めてGIに出走した藤田菜七子騎手も話題を集めました。

2020年には東京オリンピックが開催されます。オリンピックイヤーの中、国内外で競走馬たちのファンを魅了する走りに期待します。

それでは、皆さん良いお年を。

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