きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ようこそいらっしゃいませ。

本当にやってきたんですね。エリザベス女王杯に登録のスノーフェアリーとダンシングレインが、成田空港から検疫所入りして本番に備えています。ちょっと気が早いのですが近況を簡単にご紹介しておきます。

昨年の同レースであまりにも強烈すぎる末脚でファンを驚愕させたスノーフェアリーの今季はまだ未勝利で一見パッとしませんが、牡馬相手のG1で好走しているように調子自体は悪くありません。休養明けを叩かれながら、むしろ上昇しているようにも感じます。昨年に負けない走りを見せてくれるのではないでしょうか。

落馬負傷のムーア騎手に替わってデットーリ騎手との新コンビも、すっかり息が合っています。エド・ダンロップ調教師は『硬い馬場が合う』と明言しており、事実、レコード決着の凱旋門賞でも3着に突っ込んできました。2着馬とのクビ差は斤量差だろうと推測しています。昨年のエリ女は良発表でも渋り気味の馬場でしたが、パンとした良馬場でも性能低下はないと思います。

ダンシングレインは母の半兄に英ダービー馬のドクターデヴィアス、同じく日本で走ったシンコウキングの名が見えます。軽快な先行力の持ち主で日本の馬場も合いそうですね。

イギリス、アイルランド、ドイツを短期間に転戦して、各地のオークスを走り、1・5・1着の好成績でした。遠征も気にしないタフさが売り物の根性娘です。ちなみに愛オークス5着は後方からレースして直線で前が壁になったのが敗因ということらしいです。

両馬とも実績、日本適性などに問題はなさそうで、レース後の状態次第ではジャパンCが第一優先選択肢だとか。両陣営とも、もう勝ったような気分があふれています。この上機嫌に水を差すような日本馬はいるのでしょうか?後10日あまり、じっくり考えたいと思っています。

×