きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

激突

9月22日は、石川 裕紀人 騎手、藤沢 和雄 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

日曜は中山競馬場でオールカマー、阪神競馬場で神戸新聞杯が行われます。オールカマーは天皇賞(秋)へとつながる前哨戦、神戸新聞杯は菊花賞トライアルレースになります。
どちらのレースも、G1馬が出走。秋G1戦線を前に、激しい攻防が期待されます。

オールカマーには、昨年同レース優勝から天皇賞(秋)を制覇したレイデオロと、クイーンエリザベス2世Cで海外G1を制覇したウインブライトが出走。同世代による一騎打ちの様相を呈しています。レイデオロとウインブライト、この両馬の対決はダービー以来となります。世代頂点をかけたダービーでは、レイデオロが優勝。ウインブライトはクラシック戦線のスプリングステークスを勝っていたものの皐月賞8着で12番人気での出走となり結果15着に終わっています。その後、レイデオロはジャパンカップに天皇賞(秋)、有馬記念、ドバイ、宝塚記念などG1戦線で常に人気を背負う馬となり、一方ウインブライトはG2、G3で地固めをし今年4月に初のG1タイトル獲得となりました。鞍上の松岡騎手は「ウインブライトは自分の集大成でもありますね」と語ります。凱旋帰国から国内初戦。レイデオロとの一騎打ちはどんなレースとなるでしょうか。

神戸新聞杯には、皐月賞・ホープフルステークスとG1・2勝のサートゥルナーリア、ダービー馬3着、皐月賞2着のヴェロックスが出走。夏の上がり馬ユニコーンライオン、シフルマンに、故障から復帰のディープインパクト産駒ワールドプレミア、京都新聞杯でダービー馬を破っているレッドジェニアルが加わり、8頭立てながら密度の濃いメンバーとなりました。二冠濃厚とまで言われていたサートゥルナーリアは、ダービーで思わぬ敗退。夏を越してこれが仕切り直しでの一戦となります。サートゥルナーリアは菊花賞へは向かわないとも報じられており、同世代との激突は今回が最後となりそうです。古馬戦線へと向かうにしても、同世代相手に実力を示したいところでしょう。

いずれのレースも実力馬の秋初戦の走りに注目が集まります。

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