きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

2歳馬戦ピックアップ vol.8

ようこそいらっしゃいませ。

きょうの蹄音、土曜日は「2歳馬戦ピックアップ」のコーナーをお届けいたします。先週は、函館2歳ステークスが行われ、この世代初の重賞ウィナーが誕生しました。まずは、その函館2歳ステークスを振り返りたいと思います。

レッドヴェイパー、タイセイビジョン、パフェムリといずれも新馬勝ちをおさめた馬が上位人気となりました。
レースは、スタートでやや後手を踏んだものの、ジワリと加速し先頭に躍り出たビアンフェが4コーナーを回っても手ごたえ衰えず、直線入口では他馬に3馬身近く突き放し、見事、同世代最初の重賞ウィナーに輝きました。2着は遅れて伸びてきたタイセイビジョン。直線では前の馬を縫うように進出してきたため、ややエンジン全開となるまでに時間がかかった様子。広いコースでの変わり身に期待大です。

さて、今週は新馬戦が9レース、未勝利戦が6レース行われます。土、日の注目馬をみていきましょう。

7月27日(土)は、札幌5レースのアルファウェーブに注目です。マル外のため血統的には馴染みが薄いですが、父グレンイーグルスは2歳戦、3歳戦で活躍したGⅠホース。イギリスとアイルランドの3歳三冠の初戦に位置づけられる英2000ギニーとアイルランド2000ギニーの両方を制した名マイラーです。父譲りの早い仕上がりが受け継がれれば、本場も新馬戦から活躍できるでしょう。

7月28日(日)新潟5レースにはピオノノが出走します。母のマシュマロは白毛馬で人気となり、兄のハヤヤッコも白毛馬でした。ピオノノは母、兄とは違い黒鹿毛で生まれましたが、この血統を応援しているファンは多く、ピオノノも人気となるでしょう。母も兄も実績はダートに集まっておりますので、今回のデビュー戦、芝1800mをこなせるかが鍵となりそうです。

今週から新潟、小倉、札幌へ舞台が移りました。競馬場を訪れながら、各地の名所旧跡にも足を運び、夏競馬を満喫してみてはいかがでしょうか。

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