きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

2歳馬戦ピックアップ vol.1

ようこそいらっしゃいませ。

GIシリーズも残すは6月23日の宝塚記念のみと少し寂しさも感じますが、競馬番組上では先週から夏競馬が始まり、新馬戦がスタートしました。来年のクラシック戦線やそれぞれの路線のチャンピオンを目指すべく、早くも2歳馬がデビューし始めております。
“きょうの蹄音”土曜日では、夏競馬開催中、「2歳馬戦ピックアップ」と題して、2歳馬に関する情報をお届けする予定で、本日はその1回目となります。

6月1日、阪神競馬第5Rでは、リアアメリアが鮮烈なデビューを飾りました。スタートこそ出遅れたものの、全く動じることなく最後の直線では後続に8馬身差をつける圧勝。母はブリーダーズカップ・ジュヴェナイルフィリーズの勝馬という良血。夏はレースを使わず、次走は秋頃という情報です。

6月2日、東京競馬第5Rでは注目の新馬がデビュー。アブソルティスモは2年前の日本ダービー馬レイデオロの半弟。単勝オッズも1.4倍と人気が集まりましたが、制したのはサリオス。534キロの雄大な馬体をなびかせ、先行したアブソルティスモをあっさりと差し切りました。姉のサラキアは重賞戦線で好走し、3歳秋には秋華賞にも出走した実力馬です。

さて、話は今週に移し、6月8日の注目は阪神第5Rのロードクラージュ。母レディルージュは芝1200mの重賞で連対実績あり。父ロードカナロアは説明不要の名スプリンターでした。またレディルージュもロードカナロアもオーナーは(株)ロードホースクラブ様。「心身共に幼さが目立つ現状ながら、追い切りでは相応の時計をマーク。どんな走りを見せてくれるか楽しみです。」と、ゆかりのある血統でロードクラージュの新馬勝利を願っていらっしゃいました。

6月9日、東京第5Rでは、ワーケアがデビュー予定。母チェリーコレクトはイタリアオークスの覇者。姉のダノングレースも新馬戦で勝利しており、血統的には早くからの活躍が期待されます。

今週は計4つの新馬戦が組まれておりますので、是非、ご注目下さい。

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