きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

平成最後のGI!最後の楯を手にするのは!?

ようこそいらっしゃいませ。

今週末で平成の競馬も見納めです。平成を彩った数々の名シーン、名馬が走馬灯のように思い出されます。
平成最後の・・・と最近はよく耳にしますが、では、平成最初のGI競走は・・・と少し紐解いてみましょう。
平成元年4月9日阪神競馬場で行われた桜花賞。これが平成最初のGI競走でした。優勝はシャダイカグラ、鞍上は平成を代表する名ジョッキー、武豊騎手でした。
その武豊騎手は平成に入ってから天皇賞(春)を8回制しており、まさに平成の楯男と言えるでしょう。ただ、残念なことに今年の騎乗馬はありません。

武豊騎手不在の今年の天皇賞(春)ですが、平成27年にJRA免許を取得した2人の外国人ジョッキー対決に注目が集まっています。
C.ルメール騎手のフィエールマンとM.デムーロ騎手のエタリオウです。両馬とも4歳の充実期を迎える年。2頭の争いといったら、やはり昨年の菊花賞が思い浮かびます。先に抜け出すフィエールマンに、エタリオウが迫る。最後はハナ差振り切り、フィエールマンが優勝しました。今度は菊花賞から200m伸びる天皇賞(春)。この200mがどちらに吉と出るか、それとも別の馬が楯を手にするのか。今から楽しみが満載です。

1番人気が予想されるフィエールマンのオーナー(有)サンデーレーシング様からは「昨年菊花賞に優勝した相性の良いコースですのでGI2勝目を期待します。」と平成最後のGIに臨む愛馬を激励するコメントをいただいております。

31年間続いてきた平成の歴史のすべてを背負い、13頭が出走を予定している天皇賞(春)。すべての競馬ファンの夢とロマンを乗せて、平成最後の大勝負が間もなく開幕します。

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