きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

平成最後のG1レース

4月28日は、高橋文雅 調教師、大和田成 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

日曜は、平成最後G1レース天皇賞(春)が行われます。平成となって最初の天皇賞(春)を制覇したのは1989年武豊騎手鞍上のイナリワンでした。その翌年には同じく武豊騎手騎乗のスーパークリークが盾をつかみ、メジロマックイーンの連覇、そして史上初の三連覇を阻止したのが関東からの刺客ライスシャワーでした。
以降も、サクラローレル、マヤノトップガン、マーベラスサンデーの三強激突、スペシャルウィークがメジロブライトを退け最強古馬となり、2000年にテイエムオペラオーが世紀末覇王の道を歩んでいくのもこの天皇賞(春)を勝ってからでした。

平成の間にレース模様が様変わりした例はいくつかありますが、天皇賞(春)もそのうちのひとつでしょう。
中距離路線がデファクトスタンダードとなるにつれて、事実上の古馬最強をかけて競われた天皇賞(春)のレースも様変わりしたように感じます。
とはいえ、消えかけていた史上最強のステイヤー・メジロマックイーンの血がオルフェーヴルの登場によって蘇り、再びその血を求めて殺到するのですから競馬は本当に面白いものだとつくづく思います。

時代は昭和から平成、そして令和へと移っていきます。
令和となっても、天皇賞(春)のその輝きと重みを激しく熱いレースによって守り続けてほしいと願っています。

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