きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

歌人“京雅”さんからの和歌(沓冠) マイラーズカップ

4月25日は、木原一良 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
牡馬・牝馬ともにクラシック第1戦を終え、舞台は東京・京都へ移りました。今回は当協会会員、(株)ダノックス様が優勝した伝統の重賞マイラーズカップを和歌にして下さいました。是非、隠れたメッセージを読み解いてください。(メッセージの答えは最後に)

マイラーズカップ 京雅

攻めよ馬
今は折り合い
あと迫る
強い末脚か
平然爽快

隠れたメッセージは「せいあつへ まいるかい → 制圧へ マイル界」です。
攻()めよ馬(
今()は折り合い(
あ()と迫る(
強()い末脚か(
平()然爽快(


<京雅さんからのメッセージ>
グァンチャーレが刻んだペースは前半ゆったりのスローペース。リーディングをひた走る川田騎手に導かれたダノンプレミアムはがっちり2番手をキープし、折り合いに専念。いつでも捕えられる位置取りで進行しました。
直線、前走の金鯱賞でも見せた鋭い末脚がさく裂。軽く勢いを付けるだけで他馬とは違った末脚。最後は、ムチも使わずに押し切って圧勝。その姿は「平然として、爽快な走り」でした。まさに「走快」といえるでしょう。
日本ダービー後、長期休養となりましたが、復帰後は1着→1着と着順も爽快。次走は安田記念を予定しているようで、このままの勢いで朝日杯フューチュリティステークス以来のGI制覇となるか楽しみが満載です。


アーモンドアイが凱旋門賞登録を見送ったことで、競馬サークルでは安田記念で「ダノンプレミアム VS アーモンドアイ」の超豪華対決が実現するのではないかという話も聞かれます。
さて、来週からは連続GIシリーズが開幕。口火を切るのは159回目を迎える天皇賞(春)。どの馬に勝利の女神は微笑むのでしょうか。


※ 【沓冠】の解説
和歌の折句の一種。意味のある10文字の語句を、各句の初め(冠)と終わり(沓)に1字ずつ詠み込んだもの。「沓」とは、体の一番下に着けるもので、「冠」とは、一番上に着けるものであることから、「沓冠」といわれる。 平安貴族の「言葉遊び」で、短歌の中に、本文とは違う言葉を忍び込ませて、和歌の表面とは違ったメッセージを密かに伝えているところが、面白いところ。

※歌人“京雅”さん
長く競馬サークルに住みついている覆面歌人。本年から、当協会ホームページで連載開始。渾身の一首をお届けするので皆さんも、是非、謎解きに挑戦してください。

×