きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ようこそいらっしゃいませ。

日曜新潟メインの福島記念(芝2000m、ハンデ)に出走のアドマイヤコスモスは期待の新星です。

デビューが3歳4月と遅く、既走馬に混じっての未勝利戦、キャリアの浅さゆえか2着と取りこぼし中央登録を抹消、再起をはかった公営名古屋で2、1、1着と素質開花させ、実質わずか1ヶ月足らずの地方生活で中央に復帰しました。

それからの快進撃はご承知のとおりです。通算6-2-0-0、まだ底らしい底を見せていません。それにしても初オープンで56キロとは見込まれたものです。ハンデキャッパーのお墨付きと考えれば良いのでしょうか。

母アドマイヤラピスは嵐山S3000m、セプテンバーS2500mなど長距離オープン戦の勝ち鞍を含めて7-6-3-16の活躍馬。ステイヤーズSではメジロブライトの2着に健闘しています。ブライトはそこから4連勝で天皇賞春を制した絶頂期でした。

繁殖としても優秀でアドマイヤホープ、アドマイヤフジと重賞勝ち馬を輩出してきました。アドマイヤコスモスは前走の大原S2000mが1分56秒8、条件クラスとしては破格の好時計でした。ステイヤーの母とマイルも守備範囲のスプリンターだった父アドマイヤマックスのそれぞれの長所を受け継ぎ、バランスの良い中距離ランナーに出たのでしょうか。ここを勝ち抜いて有馬記念に、そんな夢も膨らみます。

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