きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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明日のマイルチャンピオンシップ、これまで27回の歴史で3頭の3歳馬が勝利の雄叫びをあげています。サッカーボーイ、タイキシャトル、アグネスデジタルです。競馬がある限り永遠に語り継がれる名馬ばかりです。

さて、今年の3歳勢は外国馬イモータルヴァースを筆頭に、安田記念馬リアルインパクト、桜花賞馬マルセリーナ、NHKマイルC馬グランプリボス、秋華賞2着キョウワジャンヌ、かなり層の厚い布陣になっていますね。どの馬もマイルでこそ持ち味が生きるタイプです。

さて、馬券という面ではちょっと面白い傾向があります。3歳馬が勝つと2着も3歳馬というお話です。サッカーボーイが勝った88年は古馬勢が続きましたが、97年のタイキシャトルのときは2着キョウエイマーチ、3着トーヨーレインボーと3歳馬が上位独占しています。00年のアグネスデジタルもダイタクリーヴァを連れて来て3歳馬同士の決着になっています。

牡馬56キロ、牝馬54キロと古馬より1キロだけお得な斤量が激戦で有利に働くということもあるのでしょう。過去3頭の名馬たちはマイルチャンピオンシップの時点で既に古馬相手に互角の戦いをしてきていることも特徴です。

サッカーボーイは函館記念を日本レコード勝ち、タイキシャトルはスワンSを楽勝していました。変わり種はアグネスデジタルでダートの武蔵野S2着から本番に臨み13番人気でアッと言わせました。その点ではイモータルヴァース、リアルインパクトに一日の長がありそうです。まぁ5頭ボックス馬複でも損はなさそうですが。

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