きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

古馬頂上決戦

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日曜は東京競馬場で天皇賞(秋)が行われます。武豊騎手の神騎乗に沸いたキタサンブラック優勝から早1年。主役が引退によって入れ替わり、昨年とはガラリと変わった勢力図でのレースになりました。

土曜時点でのオッズでは今年春に大阪杯を制したスワーヴリチャードが3.0倍、昨年のダービー馬レイデオロが3.5倍、一昨年のダービー馬で前走札幌記念2着して復調の気配を見せているマカヒキが5.3倍、そのマカヒキに札幌記念で勝利したサングレーザーが8.0倍とここまでが10倍を切るオッズで、昨年の菊花賞馬キセキが12.8倍、昨年の皐月賞馬アルアイン14.5倍、秋華賞、ドバイターフと制しているヴィブロスが15.4倍、春に宝塚記念で和田騎手涙のG1勝利となったミッキーロケットが16.5倍、ステファノスが52.2倍、ダンビュライトが57.0倍、サクラアンプルールが79.6倍、ブラックムーンが114.6倍、アクションスターが234.0倍とつづきます。
4歳馬が中心となって人気を形成。出走頭数13頭ながらも、古馬頂上決戦にふさわしいメンバー構成となりました。ジョッキーではルメール騎手が秋華賞アーモンドアイ、菊花賞フィエールマンにつづき3週連続G1制覇なるかに注目が集まります。

かつては1番人気が勝利から遠ざかり「1番人気は勝てない」といったジンクスがあった時代もありました。しかし2000年にテイエムオペラオーがジンクスを打ち破って優勝。以降まるで霧が晴れたように、1番人気を中心に上位人気馬がきっちりと結果を残すレースとなりました。さて今年はどうなるでしょうか。古馬頂上決戦に注目です。

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