きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

東の登竜門 出世レースを制するのは!?

11月17日は、菊川 正達 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

今週はマイル王者決定戦、マイルチャンピオンシップ(GI)が日曜日の京都競馬場で行われますが、土曜日の東京スポーツ杯2歳ステークス(GIII)からも目が離せません。
競馬ファンからも広く認知されている出世レース。この競走で優勝した馬のその後の活躍は下記のデータから見ても一目瞭然です。

≪東京スポーツ杯2歳ステークス 過去10年の優勝馬とその後の活躍≫
2017年 ワグネリアン⇒2018年日本ダービー(GI)優勝
2016年 ブレスジャーニー⇒2017年菊花賞(GI)・有馬記念(GⅠ)出走
2015年 スマートオーディン⇒2016年毎日杯(GIII)・京都新聞杯(GII)優勝
2014年 サトノクラウン⇒2016年香港ヴァーズ(GI)・2017年宝塚記念(GI)優勝
2013年 イスラボニータ⇒2014年皐月賞(GI)優勝・日本ダービー2着
2012年 コディーノ⇒2013年皐月賞3着・天皇賞(秋)(GI)5着
2011年 ディープブリランテ⇒2012年日本ダービー優勝
2010年 サダムパテック⇒2012年マイルチャンピオンシップ優勝
2009年 ローズキングダム⇒2009年朝日杯フューチュリティステークス(GI)優勝・2010年ジャパンカップ(GI)優勝
2008年 ナカヤマフェスタ⇒2010年宝塚記念(GI)優勝・凱旋門賞(GI)2着


過去10年だけを並べても、GI競走での優勝や重賞制覇のみならず、海外での活躍も確認できる超出世レースです。
1800mという距離設定から、暮れの中山で行われる2歳中距離チャンピオン決定戦・ホープフルステークス(GI)、2歳マイル王者を決める朝日杯フューチュリティステークス(GI)の両レースのステップレースと位置づけられ、毎年好メンバーが揃うことから、GⅠ競走に向けた東の登竜門といえます。

今年も夏の札幌2歳ステークス優勝のニシノデイジー、2戦2勝・関西からの刺客カテドラル、地方の雄ナイママ、新馬戦で2着に0.7秒差の圧勝でR.ムーア騎手が跨るルヴォルグなど・・・注目馬を挙げればキリがありません。
新潟の新馬戦でM.デムーロ騎手を鞍上に快勝したホウオウサーベルの小笹芳央オーナーからは「8月の新馬戦に勝利して以来、ここを目標に成長を促してきました。強い馬たちが集まりますが好レースを期待しています」と、本レースに対する意気込み伝わってくるコメントをいただきました。

暮れのGI、そして来年の日本ダービー制覇を目指す16頭。直線525.9mを先頭で駆け抜けるのはどの馬か・・・注目のレースの出走です。

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