きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

マイル王者を狙う強者たち

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先週は牝馬3冠がかかった秋華賞(GI)でアーモンドアイが春の強さをそのままに駆け抜け優勝し、競馬サークルは歓喜に包まれましたが、今週は牡馬クラシック最終戦、菊花賞(GI)が行われます。
3歳牝馬とは打って変わり、3歳牡馬は混戦模様。朝日杯フューチュリティステークスの勝馬で、日本ダービー1番人気のダノンプレミアムは夏時点で菊花賞に向かわないことを発表。また福永祐一騎手に悲願の日本ダービー制覇をもたらしたワグネリアンも早々に、菊花賞ではなく、古馬との戦いとなる天皇賞(秋)(GI)を選択(残念ながら先日、天皇賞回避を発表)、また皐月賞馬のエポカドーロは、距離延長を不安視する声もあり、これらが混戦の要因となっているようです。
人気の一角となりそうなのは、新潟記念(GIII)から参戦という異例のローテーションのブラストワンピースでしょう。前走は古馬相手に完勝し、素質を見せつけました。またトライアル・セントライト記念(GII)優勝のジェネラーレウーノ、(有)サンデーレーシング様4頭出しのうち、C.ルメールとJ.モレイラの両外国人騎手が乗る2頭も特に注目を集めています。
「最も強い馬が勝つ」という格言がある菊花賞。2015年に生を受けたサラブレッドのうち、最も強い馬はどの馬か、、、明日が待ち遠しいです。

さて、本日土曜日は、マイルチャンピオンシップ(GI)の前哨戦、富士ステークス(GIII)が東京競馬場で行われます。今年は、昨年の覇者エアスピネルが出走。昨年はここを快勝し、向かったマイルチャンピオンシップでタイム差なしの2着でした。
そのマイルチャンピオンシップを制し、オーナー(株)G1レーシング様に悲願の初GI制覇をプレゼントしたペルシアンナイトも参戦してきます。秋初戦となるペルシアンナイトについて、(株)G1レーシング様は「目標はマイルチャンピオンシップ連覇です。59キロで斤量は背負いますが、良いレースをして弾みになれば・・・」とGI連覇に向けて、重要なレースであるとコメントをいただきました。

20度を越える日が少なくなり、秋も深まりを見せていますが、秋競馬の熱戦はまだまだ始まったばかり。マイルチャンピオンシップ出走をかけ、駿馬たちが東京の坂を駆けあがります。

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