きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

古豪の復活か、新勢力の台頭か。

9月15日は、橋田 満 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

今週は中山で菊花賞トライアル・朝日杯セントライト記念(GII)、阪神で二つの重賞、阪神ジャンプステークス(J・GIII)と秋華賞トライアル・ローズステークス(GII)が行われます。

障害競走ではJ・GIを5連勝し目下、敵なしのオジュウチョウサンが年末の有馬記念(GI)出走を目指して、平地競走に挑戦中(見事、平地競走復帰初戦に勝利し、次走は9月22日中山競馬場の九十九里特別を予定したが、左のトモに違和感があるため、同レースを回避、有馬記念を目指して再調整)であることは競馬サークルの注目を集めていますが、逆を言えば、障害路線は王者不在の乱戦となっています。

オジュウチョウサンなき障害路線の王者として注目されたアップトゥデイトは前走、小倉サマージャンプ(J・GIII)で単勝1.2倍の人気を裏切り、伏兵ヨカグラにまさかの敗戦。挽回を期す阪神ジャンプステークスは昨年、単勝1.2倍の断然人気に応えて2着馬を1.3秒突き放した得意レース。8歳になり、年齢は重ねましたが、実績を考えるとここでこそ、勝利が欲しいところ。

日本における障害競走の位置付けは決して高いとは言えませんが、海外では1日のすべてレースが障害競走という日も珍しくありません。イギリスのグランドナショナルという障害レースはイギリスで最も馬券が売れるレースです、ブックメーカーの売り上げを合わせると、なんと日本で最も馬券が売れる有馬記念の売り上げを超える年もあるとか。
人馬共に危険度も高い障害レースは、障害飛越が成功すると客席から拍手が沸き起こるなど、障害レースならではの迫力と魅力があります。日本の中山グランドジャンプや中山大障害がグランドナショナルのような障害レースになれば、競馬の魅力も益々深まることでしょう。

古豪の復活か、それとも新勢力の台頭か。王者を決める暮れの中山大障害に向けて、阪神ジャンプステークスは見逃せない一戦です。

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