きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

凱旋門賞への道

9月13日は、大庭 和弥 騎手、松田 大作 騎手、中村 均 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

今週日曜のパリロンシャン競馬場、日本馬クリンチャーが凱旋門賞に向けて、本番と同コース同距離のトライアル・G2フォア賞に勇姿を現します。日本馬はエルコンドルパサー、オルフェーヴルが2度このレースに勝っていますが、本番はいずれも2着と好勝負を演じています。ナカヤマフェスタもここ2着から本番でも2着に激走しています。日本馬には何かと縁起の良いレースです。良いところを見せられれば、本番への視界が明るく開けてきます。

しかし少頭数ながら国際色豊かで骨っぽいメンバーがクリンチャーを迎え撃ちます。凱旋門賞7勝の必殺仕事人アンドレ・ファーブル調教師が送り込む三本の矢が難敵になりそうです。一の矢タリスマニックは昨年のブリーダーズCターフの優勝馬。ワールドクラスの強豪です。フォア賞は3着でしたが、日本のエース・サトノダイヤモンドには先着しました。二の矢ヴァルトガイストは今季絶好調でG3・G2そしてG1サンクルー大賞2400m級の重賞をホップ・ステップ・ジャンプ!帝王ガリレオの底力が不気味です。三の矢クロスオブスターズは現段階で出否未定の上、今季は精彩を欠きますが昨年の凱旋門賞2着の実績は侮れません。

ドーヴァー海峡を渡って襲来するクールモアの刺客カプリは、昨季の愛ダービー、英セントレジャーを連勝し今季の飛躍を期待されていましたが、シーズン初戦のG3アレッジドS快勝で好スタートを切ったところで一頓挫、今回は久々となり割り引きが必要かも?地続きのドイツからやって来るチンギスシークレットは軽快な先行力を武器に昨年のフォア賞を制しています。近走一息ですが最大のダークホースはこの馬かもしれません。いずれにしろ国際的に名の通った強豪ばかりで、クリンチャーは楽なレースにならないでしょうが、一夏越えた成長ぶりを披露してくれるはずです。

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