きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

中山に帰ってきた!

9月8日は、大野 拓弥 騎手の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

水曜日に連載中の4コマ漫画「オーナーなかやま君」の中で、主人公なかやま君が待ち望んでいたように、猛暑の中の開催となった夏競馬も先週で終わりを告げ、今週から秋競馬の開幕となり、中山競馬場に競馬が帰ってきました。
秋の中山は3歳クラシック最終戦、秋華賞(GI)と菊花賞(GI)のトライアルレースや、開催最終日には、スプリント路線のチャンピオンを決めるスプリンターズステークス(GI)も行われる魅力溢れる開催です。

開幕初日のメインレースは秋華賞トライアル、紫苑ステークス(GIII)。2016年に重賞格付けになって以降、ヴィブロス、ディアドラなど紫苑ステークスでの活躍馬が、そのまま本番の秋華賞(GI)でも優勝をしていることから、本番に繋がる重要なステップレースという位置付けにあります。また今年は「中山競馬場開設90周年記念」という副題も付く記念の紫苑ステークスです。
出走馬に目を向けてみると、春のクラシック、桜花賞(GI)とオークス(GI)で5着と活躍したマウレアや、フローラステークス3着で惜しくもオークスへの出走権を逃したノームコアなどが参戦してきます。
ノームコアのオーナー池谷誠一様は「状態は悪くないと聞いておりますが、初対戦の相手が多いので正直結果がどうなるかわかりません・・・」と重賞馬が不在のトライアルレースに期待と不安が入り混じるコメントでした。
どの馬が秋華賞への切符を手にするのか、注目が集まります。

また秋の中山、阪神競馬の3歳未勝利戦は出走資格を限定した、いわゆる「スーパー未勝利」です。中央競馬の未勝利戦はこの開催で終了し、惜しくも勝ち上がれなかった未勝利馬も500万下クラスの馬と一緒に競走することになるため、地方競馬への移籍や引退を余儀なくされる馬も少なくありません。そのため3歳未勝利馬たちにとってのラストチャンスと言える未勝利戦で、中央競馬での勝ち上がりをかけた火花散る戦いにも注目です。

×