きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

夏の牝馬重賞

7月29日は、羽月友彦 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

土曜札幌5レースの2歳新馬戦は、良血馬の対決に沸いたレースとなりました。
父ロードカナロア、母レーヴドスカーで半姉に阪神ジュベナイルフィリーズ馬レーヴディソール、半兄に重賞2勝のレーヴミストラルがいるレーヴドカナロアと、父オルフェーヴルで母はヴィクトリアマイル馬ホエールキャプチャの血を引き継ぐアルママが激突。レースは、ゴール前の直線の攻防で一足先に豪脚を使ったレーヴドカナロアが追いかけてくるアルママを3/4馬身差振り切っての新馬勝ちとなりました。勝ったレーヴドカナロアはいったん放牧に出されるようです。
同じ日に新潟5レースの2歳新馬戦では、ダイワメジャー産駒のグレイシアが逃げてなんと6馬身差をつける大差勝ち。今後が楽しみな2歳馬が続々と登場しています。

日曜は札幌競馬場でクイーンステークス、新潟競馬場でアイビスサマーダッシュが予定されています。
夏の牝馬重賞クイーンステークスに今年は11頭が出走。前日オッズではディアドラが3.4倍で1番人気に支持され、ソウルスターリングが4.4倍で2番人気、フロンテアクイーンが6.5倍で3番人気、リバティハイツが7.6倍で4番人気とここまでが10倍を切るオッズで上位人気を形成しています。

クイーンステークスというと2005年のレースが印象に残ります。レースは好位につけたレクレドールが1着で駆け抜け夏の牝馬重賞を制覇したのですが、2着にハナ差で入ったのが10番人気だったヘヴンリーロマンスでした。ヘヴンリーロマンスはその後、札幌記念へと向かい牡馬相手に9番人気で穴を開けると、さらに次走の天皇賞(秋)ではゼンノロブロイ、ハーツクライらを相手に14番人気で初のG1制覇。ファンの見方とは別に、クイーンステークスからの勢いが秋へと加速しつづけました。

今年、夏の札幌で自らの走りを変えていくような牝馬は現れるでしょうか。

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