きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

100周年を彩る挑戦

7月8日は、戸崎圭太 騎手、安田翔伍 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

福島競馬場は今年で開設100周年を迎えました。福島競馬場は、1918年(大正7年)6月28日に第1回福島競馬が行われて以降、歴史を積み重ねてきました。記念式典を始め、多数のイベントが開催されている中、7月7日(土)、障害歴代最強王者のオジュウチョウサンが武豊騎手を背に約4年8カ月ぶりに平地レースへと挑戦。福島9レースの500万下条件の開成山特別は100周年を彩る歴史的なレースとなりました。

この日、福島競馬場には雨にもかかわらず開門前から長蛇の列となりました。グッズ売り場にも長い列ができあがり大フィーバーでした。出馬表でただ1頭飛び抜けた賞金額に、ズラリと並んだ1着の数字。平地レースは2歳時に2戦して11着と8着の結果に終わっていたオジュウチョウサンは、ゲート入り前に大きな拍手が沸き起こったこの日のレースでは好スタートから好位を進み、直線で先頭に立って最後は2着ドリームスピリットに3馬身差をつけての勝利をあげました。ゴール直後、G1レースを思わせるかのような大歓声が沸き起こりました。

オジュウチョウサンはこれで障害レースから平地へと10連勝を達成。馬主の長山尚義さんからは年末の有馬記念出走が名言されました。100周年を彩る挑戦から、さらに大いなる挑戦へと飛越。史上初の平地と障害の両G1制覇を目指して、調整が進められます。七夕の福島から大きな夢が始まりました。

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