きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ダービーからダービーへ

6月2日は、松山将樹 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

福永騎手悲願のダービー初制覇の余韻が冷めやらない競馬サークルですが、“ダービーからダービーへ”の合言葉のもと、今週から新馬戦が始まります。
昨年は新種牡馬ロードカナロア産駒のステルヴィオが6月4日東京開催の新馬戦で勝利し、その後、GI競走2着や重賞勝利といった実績を引っ提げ、先日の日本ダービーにも出走しました。また昨年の6月3日阪神開催の新馬戦を優勝したのは、本年のNHKマイルカップ(GI)優勝馬ケイアイノーテックでした。
以前は、クラシックを目指す馬たちは、秋から冬にかけてデビューし、春の前哨戦を挟み、本番に臨むというローテーションが多かったですが、近年は夏の早い時期に勝ち上がり、2歳時に賞金面でクラシック出走に十分な権利を得た上で、大目標である日本ダービー制覇に向け逆算したローテーションを組むことが増えたように感じます。先日、日本ダービーを制したワグネリアンも7月の中京開催でデビューし、9月の野路菊ステークス、11月の東京スポーツ杯2歳ステークス(GIII)と連勝し、十分な権利を獲得した状態で3歳を迎えました。
このような点から、今年も早い時期の新馬戦デビュー馬に注目が集まっています。新種牡馬ではジャスタウェイ産駒、グランプリボス産駒、トーセンラー産駒、レッドスパーダ産駒などがこの週末にデビューを予定しています。

“ダービーからダービーへ”早くも来年のダービーを目指す戦いが始まります。

また競馬の発祥の地、イギリスでは日本から1週間遅れて、現地時間6月2日に英ダービーが行われます。日本生まれのディープインパクト産駒で日本の皐月賞にあたる英2000ギニーを優勝したサクソンウォリアーに注目が集まっています。また3日の仏ダービーでもディープインパクト産駒スタディオブマンが出走を予定していますので、ディープインパクト産駒は、日英仏3か国でのダービー制覇がかかっています。
海外のダービー競走にも是非、ご注目ください。

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