きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

拡散と凝縮と

5月31日は、坂井瑠星 騎手、吉村圭司 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

ご存じのようにディープインパクトが大変なことになっています。先日の日本ダービーでワグネリアンが福永祐一騎手の完璧なエスコートで完勝したかと思ったら、今週土曜に行われる英ダービーでは日本生まれでアイルランド調教馬のディープ産駒サクソンウォリアーが圧倒的な1番人気に支持されいます。日曜の仏ダービーには日本で種付けしてアイルランドで生まれフランスで調教されたスタディオブマンが、本番と同距離のG2グレフュール賞を勝って注目度急上昇!有力馬の一角に挙げられています。

2010年にキングズベスト産駒のエイシンフラッシュが日本で、同じくワークフォースがイギリスでダービー同時制覇を成し遂げていますが、3カ国統一の偉業は恐らく前代未聞ではないでしょうか?今年から種付け料が破格の4000万円に値上げされ、プライベートで非公表のガリレオは別格として、世界一を誇っていたタピットの30万ドルを軽く追い抜きました。それでも世界中からオファーが殺到してブックオフが常態化しています。月が替わればセレクトセールが開催されますが、今年は例年にも増して世界中の有力ホースマンが集結するんでしょうね。落札額も青天井?こちらも大変なことになりそうです。

日本ダービーを勝ったワグネリアンは自身もそうですが、父ディープインパクト、母ミスアンコール、その父キングカメハメハ、その母ブロードアピールとすべて金子真人オーナーの勝負服で走っています。世界中に拡散するディープの血は凄いのですが、逆に一点に凝縮する金子オーナーのホースマンシップも羨ましい限りです。馬主となった限りは追い求めたい夢かもしれません。

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