きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

春の短距離王ファインニードル

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日曜中京競馬場で行われた春のスプリント王決定戦・第48回高松宮記念は、2番人気のファインニードルが優勝し、初のG1タイトルを手にした結果に終わりました。
道中はセイウンコウセイが逃げて、ダイアナヘイローがその横につき、前半600mの通過タイムは33秒3で展開。勝ったファインニードルは中団でレースを進め、直線で外に持ち出し、先に抜け出していたレッツゴードンキをゴール前ハナ差交わしての勝利でした。

ファインニードルは父アドマイヤムーン、母父マークオブエスティーム、母ニードルクラフトの血統です。父アドマイヤムーンは、昨年の同レース覇者セイウンコウセイに、ロードカナロアと短距離路線で競い合ったハクサンムーンを送りだしています。ハクサンムーンは高松宮記念で2着1回、3着1回、スプリンターズステークスで2着1回の成績を残すも短距離G1までには届かずに引退。昨年母系は違えどアドマイヤムーンから血を譲り受けたセイウンコウセイが高松宮記念を勝ち、そして今年ファインニードルとアドマイヤムーン産駒2連覇となりました。
ファインニードルは先週よりモハメド殿下所有馬からゴドルフィン名義に変わったばかりで、「ゴドルフィン」名義初のG1参戦でのG1勝利となりました。

なお2着にはレッツゴードンキ、3着にはナックビーナスが入り、1番人気に支持されていたレッドファルクスは、直線で進路をうまく確保しきれず脚を余しての8着の結果でした。

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