きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

頂に向けて

4月28日は、高橋文雅 調教師、大和田成 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

今週は土曜日に東京競馬場で青葉賞が、日曜日には京都競馬場で長距離王者を決める伝統のGI天皇賞(春)が行われます。両レースとも当協会所属のオーナーが多数出走する注目のレースです。また海を渡った香港でもクイーンエリザベスII世カップ(GI)が行われます。

青葉賞(GII)は2着までに日本ダービーへの出走権が与えられるトライアル競走です。過去の優勝馬をみると、シンボリクリスエス、ゼンノロブロイ、フェノーメノなど、後のGI優勝も輩出している出世レースです。しかしながら、日本ダービーでの戦績でみると、トライアル競走でありながら、優勝馬はゼロ。上記した後の名馬たちも、日本ダービーでは2着。1994年の青葉賞覇者エアダブリン、2006年のアドマイヤメイン、2011年のウインバリアシオンも日本ダービー2着と、あと一歩で戴冠を逃しています。果たして、今年の覇者は青葉賞のジンクスを打ち破り、本番の日本ダービーで栄光を手にすることができるのか、、、その点でも注目の一戦です。

海の向こうで行われるクイーンエリザベスII世カップ(GI)は香港競馬の中距離王者決定戦。日本から出走を予定している(有)サンデーレーシング様のアルアインとダンビュライトはそれぞれ皐月賞優勝とアメリカジョッキークラブカップ優勝という中距離タイトルの覇者で、香港での活躍も期待されます。また(有)サンデーレーシング様にとっては、2012年に、ルーラーシップで同レースを優勝しており、ダンビュライトにとっては親子制覇がかかったレースでもあり、一層、期待に胸が膨らみます。2頭については以下のコメントが届いております。

アルアイン「シャティン競馬場到着後も輸送による疲れはなく、しっかり調教を積んでいます。良い状態で出走できそうですので、海外GI制覇を期待します」
ダンビュライト「アルアイン同様に、輸送による疲れはなく、現地の追い切りでも良い動きをみせています。順調に調整されており、海外でのGI初勝利を願っています」

東京、京都、そして香港で、それぞれの頂に向けた戦いが始まります。

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