きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

状況一転、戦国皐月賞

4月15日は、石栗龍彦 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

皐月賞当日を迎えました。4戦4勝。前哨戦の弥生賞も圧勝し、皐月賞はただの通過点、そう思われていたのが2歳王者ダノンプレミアムでした。もし出走していたら圧倒的人気を背負い、レースもダノンプレミアムが中心となって包囲網が形成されての展開となっていたことでしょう。競馬にたらればをいったらきりがないですが、過去多くの名馬が起伏のある競馬のドラマに直面しては乗り越えて歴史に名を残してきました。ダノンプレミアムも右前脚の挫跖による直前回避は非常に残念ですが、ケガは致命的なものではなくダービーへと向かうことが発表されています。夢の片隅にあった三冠こそ逃す形になりましたが、ダービーの舞台で世代最強の走りを期待したいと思います。

さて今年の皐月賞はダノンプレミアム回避により、状況は一転。戦国模様となりました。1番人気になったのは弥生賞2着のワグネリアンで単勝3.4倍。2番人気にスプリングステークスを勝って乗り込んできたステルヴィオが4.6倍でつづき、キタノコマンドールが5.8倍で3番人気、ジャンダルムが9.3倍で4番人気、エポカドーロが10.7倍で5番人気と上位人気を形成しています。ダノンプレミアムとの過去対戦馬が打倒を果たすべく名乗りをあげるのか、それとも別路線から新たなヒーローが誕生するのか、激しい攻防の皐月賞となりそうです。

×