きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2018.4.7 外国産馬の活躍

4月7日は、木幡初也騎手、斎藤誠調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます！
ようこそいらっしゃいませ。

今週は土曜日に阪神牝馬ステークス（ＧII）、日曜日に桜花賞（ＧI）と、阪神では乙女・少女たちの戦いが繰り広げられます。
また、本日４月７日（土）、中山競馬場ではニュージーランドトロフィー（ＧII）が行われます。昨日、当レースの前身について触れましたが、日本における当レースの位置づけとしては、３着までに優先出走権が与えられているように、ＮＨＫマイルカップ（ＧI）を目指す馬たちのトライアル競走として親しまれています。
日本ダービーを含むクラシック競走に外国産馬が出走可能となる以前は、多くの３歳外国産馬はＮＨＫマイルカップを春の大目標とすることが多く、トライアル競走である当レースの歴代優勝馬も外国産馬が多く活躍しています。クラシック競走への門戸が外国産馬に開かれた後も、外国産馬が活躍している他、近年ではシンボリクリスエス、グラスワンダー、タイキシャトルといった日本で活躍した外国産馬を父に持つ競走馬も好成績を収めています。

今年のニュージーランドトロフィーに目を向けてみると、３頭の外国産馬が戴冠を目指して出走を予定しています。中でも、ダートを２連勝後、初の芝のレースとなった前走のクロッカスステークスでも、ラスト３ハロンの上がり最速タイで見事、３連勝を飾ったリョーノテソーロ号は注目です。中山ダートでの優勝経験、そして前走は稍重と力のいる馬場での勝利、さらに父Justin Phillipはタフな米国のダートＧIの優勝馬ですので、中山の坂も苦にしなさそうで、初のマイルでどのような走りができるか期待されます。オーナーも「素質の高い馬」と太鼓判。「じっくり成長して欲しいですが、重賞の舞台でどの程度走れるのか楽しみ」と同馬の活躍を楽しみにしておられる様子でした。

ディープインパクトやキングカメハメハなど日本で走り、親しまれた馬を父に持つ内国産馬の活躍は嬉しいことですが、当レースは外国産馬に注目するのも面白いかもしれません。

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